ライティングプロンプト一覧|照明・光の当て方11種を比較

AIイラストで、なんとなく平らでのっぺりした絵になってしまうことはありませんか。

光の当て方を変えただけで、同じキャラクターでも雰囲気が大きく変わります。一方で、ライティングを指定するプロンプトには英語の専門用語が多く、日本語でどのように書けば意図が伝わるのか迷うことが多いです。

そこで同じ女の子の説明はそのままに、光の表現だけを変えて再生成しました。

検証の結果、日本語の文章だけで、11種類の光を描き分けられました。一覧では参照用に英語のタグも併記しています。

検証日: 2026-10-10。PixVerseの有料プラン(プロ)で、作成画面の「画像」モードを使いました。モデルはGPT Image 2.5 Flare、画質「標準」・1080P、縦横比「3:4」です。人物の説明は固定し、光を説明する部分だけを変えました。1枚5クレジットでした(仕様は変わることがあります)。

結論:日本語の文章だけで、11種類の光を描き分けられました(実写4枚を含め15枚)

先に15枚(アニメ11枚+実写4枚)を並べます。

使った指示はこうです(〇〇の部分だけ変えました)。

プロンプトは、『アニメ調のイラスト。17歳くらいの日本人の女の子、こげ茶の胸までのストレートの髪、紺のニットのセーター。上半身、正面。ライティングは〇〇。』と入力しました。

  • 15枚とも、指示した光になりました(リムライトだけは表示されず)
  • 人物の設定を固定しているため、光の表現の違いだけを比較できます。
  • 英語のタグを使わずに日本語で指示しても、意図が十分に伝わりました。
結論:日本語の文章だけで、11種類の光を描き分けられました(実写4枚を含め15枚)

ライティングのプロンプト一覧(日本語と英語タグ)

検証に使ったのは、11種類の光(+実写4枚)と、指示に書いた日本語、よく使われる英語のタグです。日本語は「ライティングは〇〇。」の〇〇に入れた文章です。

光日本語の指示(〇〇の部分)英語タグ
順光正面から光が当たる順光。顔全体が明るく影が少ない。背景は明るいグレーの壁front lighting
逆光後ろから強い光が差す逆光。髪のふちが光り、顔は少し暗い。背景は明るい窓backlighting
サイド光真横から光が当たり、顔の半分に影ができるサイド光。背景は暗いグレーの壁side lighting
夕日夕方の海辺で、オレンジ色の夕日に照らされたゴールデンアワーの光golden hour
窓の光部屋の窓から入るやわらかい自然光。窓の格子の影が少し落ちるwindow light
木漏れ日森の木の葉のすき間から差す木漏れ日。顔と服に光のまだら模様dappled sunlight
ネオン夜の街で、ピンクと青のネオンの光に照らされたneon lighting
ろうそく暗い部屋で、手前のろうそくの火だけに照らされた暖かい光candlelight
スポットライト暗い舞台の上で、真上からのスポットライトだけが当たるspotlight
月明かり夜の屋外で、青白い月明かりだけに照らされたmoonlight
レンブラントライト斜め上から光が当たり、影側のほおに小さな三角形の光ができるレンブラントライト。背景は暗い無地rembrandt lighting
実写・逆光後ろから強い光が差す逆光。髪のふちが光り、顔は少し暗い。背景は明るい窓backlighting
実写・夕日夕方の海辺で、オレンジ色の夕日に照らされたゴールデンアワーの光golden hour
実写・ネオン夜の街で、ピンクと青のネオンの光に照らされたneon lighting
実写・レンブラント斜め上から光が当たり、影側のほおに小さな三角形の光ができるレンブラントライト。背景は暗い無地rembrandt lighting

英語のタグは、タグで指定するAIで使うときの参考にしてください。今回は日本語の文章だけで作っています。

光の向き

順光、逆光、サイド光の3種類について、それぞれの特徴をまとめておきます。

  • 順光:正面から光が当たる設定です。顔全体が明るく、影はほとんど出ません。背景は明るいグレーの壁にしました。
  • 逆光:後ろから強い光が差す設定です。髪の輪郭が光り、顔はやや暗くなります。背景は明るい窓にしました。
  • サイド光:真横から光が当たり、顔の半分が影になる設定です。背景は暗いグレーの壁にしました。

「正面から」「後ろから」「真横から」と光の方向を指定すると、顔の明るさと影の位置がはっきりと変わるという結果になりました。

光の向き

自然の光

自然の光を使ったライティングプロンプトは、次の4点です。

  • 夕日:夕方の海辺で、オレンジ色の夕日に照らされたゴールデンアワーの光を表現します
  • 窓の光:部屋の窓から入るやわらかい自然光と、窓の格子の影が少し落ちる様子を描きます
  • 木漏れ日:森の木の葉のすき間から差す木漏れ日で、顔と服に光のまだら模様ができるように指定します
  • 月明かり:夜の屋外で、青白い月明かりだけに照らされた雰囲気を表現します

「窓の格子の影」「光のまだら模様」のように影の形まで書くと、窓の光や木漏れ日らしさが出たという結果になりました。

自然の光

人工の光と演出

人工の光を用いた4つの演出パターンを、以下にまとめておきます。

  • ネオン:夜の街で、ピンクと青のネオンの光に照らされた
  • ろうそく:暗い部屋で、手前のろうそくの火だけに照らされた暖かい光
  • スポットライト:暗い舞台の上で、真上からのスポットライトだけが当たる
  • レンブラントライト:斜め上から光が当たり、影側のほおに小さな三角形の光ができるレンブラントライト。背景は暗い無地

ろうそくやスポットライトは、「暗い部屋で」「暗い舞台の上で」とまわりの暗さも書くと、光が目立ちました。

人工の光と演出

注意:「リムライト」は表示されませんでした

リムライト(暗い背景で、体の輪郭だけが細く光る)を紺のニットで生成したところ、3回とも作成後に一覧から消えました。クレジットは後で戻っています。同じ書き方で他の光表現は作れているため、「体の輪郭だけが光る」という指示が合わなかった可能性があります。リムライトの雰囲気を狙う場合は、逆光の指示に「髪のふちが光る」と足すと、近い仕上がりになると思います(逆光の作例を参照)。

光の違いを数字で比べました

画像の明るさと色みを、見た目だけでなく数値で測ってみました。顔まわりは、横の真ん中半分・上から15〜55%の領域を指します。明るさは0(黒)〜255(白)で表し、色みは赤から青を引いた値で、プラスほど暖かい色であることを示しています。

光画像全体の明るさ顔まわりの明るさ顔の左右の明るさの差色み
順光1351445+35
逆光1046013+31
サイド光436882+25
夕日949825+84
窓の光1091182+40
木漏れ日819927+38
ネオン758012+12
ろうそく326210+70
スポットライト33714+23
月明かり355410-28
レンブラントライト367448+41
  • いちばん明るいのは順光:顔まわりの数値は144でした。一方、逆光では60まで暗くなり、指示どおり「顔は少し暗い」仕上がりになっています。
  • サイド光は顔の左右の差が82:片側が半分だけ影になりました。レンブラントライトも48と、やはり片側が暗くなっています。
  • 色みは夕日が+84、ろうそくが+70:どちらも暖かい印象です。月明かりは-28:こちらは青みがかった色合いです。
  • スポットライト・ろうそく・月明かり:画像全体の明るさが33〜35と暗めでした。まわりを暗くして光を目立たせる絵になっています。

実写の写真でも同じ光になりました

同じ「アニメ調のイラスト」の指示のまま、これを「実写の写真」に差し替えて4つの光の条件で生成しました。

  • 逆光:窓を背にして撮影した際、髪の輪郭が光りました。顔まわりの明るさはアニメが60、実写が116となり、実写のほうが顔が明るく写ったという結果です。
  • 夕日:海と夕日の前では、肌がオレンジ色に映りました。色みの変化はアニメで+84、実写で+70という差が出ました。
  • ネオン:ピンクと青の光が、髪と顔の左右に分かれて当たる仕上がりになりました。
  • レンブラントライト:実写でも、影側の頬に小さな三角形の光が出ることが確認できました。顔の左右の明るさ差は79でした。

アニメでも実写でも、光の表現方法はそのまま通用しました。写真風の画像を生成する際にも、光の方向や色味をプロンプトに明記することをおすすめします。

実写の写真でも同じ光になりました

注意:白い服に強い光を当てる指示は消えることがありました

当初は白いシャツの画像で検証していました。しかし、順光・逆光・リムライトといった条件を変えて生成すると、作成が終わる直前に一覧から消える現象が繰り返し起きました。消失した分のクレジットは、しばらく経ってから戻ってくるという結果になりました。

服を紺のニットのセーターに変更すると、順光・逆光ともにそのまま表示されました。今回の記事でご紹介する作例も、すべてこのニット素材で作り直しています。

消えた理由は表示されないので、はっきりとは分かりません。管理人は、白い服に強い光が当たって透けて見えることを避けるチェックではないかと考えています。光の見本を作るときは、濃い色の厚手の服にしておくと安心です。

使い方は3ステップです

  • 作成画面を開き、下の入力欄の上にある「画像」タブを選びます
  • 人物の説明を書き、最後に「ライティングは〇〇。」と書きます
  • 「作成」を押します。画質「標準」なら1枚5クレジットでした

同じ人物で光だけ比べたいときは、「ライティングは〜」の部分だけを書き換えて作成を押していくと、今回のような一覧が作れます。下の画像は、指示を書いたところです。

使い方は3ステップです

ライティングをうまく指定するコツ

今回の作例から分かったコツです。

  • 光の方向を指定する:「正面から」「後ろから」「真横から」「斜め上から」と指示したところ、影の位置が明確に変わることが確認できました。
  • 色味や時間帯を記述する:「オレンジ色の夕日」「ピンクと青のネオン」「青白い月明かり」と指定すると、画像全体のトーンが狙いどおり変化しました。
  • 光源の種類を明示する:窓・ろうそく・月などの元になるものを指定した結果、背景も光の質に合わせた描写になりました。
  • 影の形状を細かく書く:「顔の半分に影」「窓の格子の影」「ほおに小さな三角形の光」のような具体的な指示は、ほぼそのまま反映されました。
  • 白い服への強い光は避ける:白いシャツでは光が飛んで消える傾向がありましたが、紺のニットに変更すると正しく表示されることがわかりました。
  • 見出し的な表現は使わない:指示の冒頭にある言葉が、画像内の文字として描かれてしまうケースがありました(髪型の例で1枚確認)。

実測した数字

今回の数字です(2026年10月10日時点)。

項目結果
1枚の消費(参照なし・標準・1080P)5クレジット
表示された枚数15枚
指示どおりの光になった枚数15枚中15枚
表示されなかった見本1種類

混雑していた時間帯は、Pollo AIの作成ボタンを押しても生成が開始されないという現象が発生しました。この場合、クレジットは消費されなかったため、時間を置いてから再度生成を試す運用に切り替えています。

検証しきれなかったこと

今回わからなかった点です。

  • 英語のタグだけで指定した場合との比較はしていません
  • 2つ以上の光を組み合わせた場合(夕日+逆光など)は試していません
  • リムライトが消えた理由は確かめられていません

よくある質問(FAQ)

最後に、よくある質問をまとめておきます。

AIイラストの光は日本語で指定できますか?

「ライティングは正面から光が当たる順光。顔全体が明るく影が少ない。背景は明るいグレーの壁。」と日本語で指示するだけで、生成された15枚すべてが指定どおりの仕上がりになりました。

ライティングの英語のプロンプトは何ですか?

順光はfront lighting、逆光はbacklighting、サイド光はside lighting、夕日はgolden hour、窓の光はwindow lightなどです。記事の一覧に11種類(+実写4枚)まとめています。

思いどおりにならないときはどうすればいいですか?

光の方向は「正面から」「後ろから」「真横から」「斜め上から」と指定します。この指示によって、影の位置が明確に変わったことが確認できました。

いくらかかりますか?

2026年10月10日時点で、画質「標準」・1080Pの場合、1枚あたりの必要クレジット数は5クレジットでした。

まとめ

同一のキャラクターを固定し、プロンプト内の光に関する指示のみを変更して生成しました。日本語の文章だけで、11種類の光を描き分けられました。消費クレジットは1枚5クレジットです。

髪型・表情・ポーズの見本もあわせて用意しましたので、キャラクター作りの手がかりとしてお役立てください。

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