Wan AIを実際に使ってレビュー|音声つきで出力で最新版が最安【2026年7月】

『Wan AIって何ができるの?』

最近は名前を見かける機会が増えたモデルだと思います。前年比で検索が2.6倍に伸びています。

実際に、Google検索でのトレンドを確認できるツールを使ってみてみると以下のように綺麗に検索数が上昇していることがわかります。

今回は、管理人が実際に課金してWan AIについて検証してみました。その結果として、1つは音声つきで出力されること。もう1つは、最新版がいちばん安いことがわかりました。世代が上がると値上がりするのが通例ですが、Wanは逆でした。

検証日: 2026年7月30日。Pollo AIのウルトラプラン(実際に課金)経由でWan 2.7を2本生成しました。消費クレジットは生成前後の残高の差から測った実測値です(各8クレジット、合計16クレジット)。5世代分の単価は、モデルを1つずつ選んで生成ボタンの表示を読み取ったものです(読み取りのみのため消費0)。音声の有無は、生成された動画をダウンロードしてMP4ファイルの中身を調べ、音声コーデックとトラック構成を確認しました。円換算はウルトラプラン基準・1ドル150円です。Wan公式サイトでは検証していません。

結論:音声つき、しかも最新版が最安

Wan AI について、先に結論をまとめておきます。

項目結果
音声入ります(AACトラックを実測・追加料金なし)
最新版の価格Wan 2.7が最安(4秒6クレジット)
旧版の価格Wan 2.6が20、Wan 2.5が24クレジット
出力1280×720/5.04秒/5,612〜8,575kbps
生成時間131〜151秒

管理人が検証してきた他のモデルは、いずれも世代が上がると高くなるか、良くても同額でした。Wanは逆で、最新のほうが3〜4倍安いという珍しい構造です。

もう1つの音声については、MP4ファイルの中身を実際に調べて確認しました。見た目で判断せず、コーデックの有無まで見ています。

管理人は最初、旧版のほうが安いだろうと思ってWan 2.5から見ていきました。24クレジットと表示されて、最新の2.7が6クレジットだったので二度見しました。思い込みで古い世代を選ぶと4倍払うことになります。

5世代の単価を全部測りました

Wan AIのブランドを開くと5つのモデルが並びます。それぞれのモデルに必要クレジット数をまとめてみました。

モデル設定消費クレジットウルトラ換算
Wan 2.7(最新)4秒・720P6約20円
Wan 2.2 Plus5秒・480P5約16円
Wan 2.6 Flash5秒・720P10約33円
Wan 2.64秒・720P20約66円
Wan 2.55秒・720P24約79円

最新のWan 2.7が、Wan 2.5の4分の1の値段です。720Pで比べても、6対24で4倍の差があります。

理由の一部は割引にあります。Wan 2.7の生成ボタンには「16 クレジット」と「6」が併記されていました。5秒に変えると「20 クレジット」と「8」です。62.5%引きが効いている状態です。

ただし割引前の16クレジットでも、Wan 2.6の20クレジットより安い計算になります。割引が終わっても最新版が最安という関係は変わらなさそうです。

割引は期間限定の可能性がありますので、使う前に生成ボタンの数字を確認してください。

音声が本当に入っているかMP4の中身を確認

「音声つき」と説明されていても、実際にファイルに音声が入っていない可能性もあるので、生成した動画をダウンロードして、MP4の構造を調べました。

調べた項目結果
AAC音声コーデック(mp4a)あり
音声トラック種別(soun)あり
音声デコーダ設定(esds)あり
映像トラック種別(vide)あり
トラック数2(映像+音声)

2本とも同じ結果で、映像と音声の2トラック構成で、音声はAACでした。

また、設定バーには「オーディオ」という項目があり、これはこのモデルが音声に対応していることを示すラベルで、今回の検証ではこのオプションを押しても生成ボタンの数字は変わりませんでした(8クレジットのまま)。

管理人は当初「音声をオンにすると+2クレジット」だと思い込みました。よく見ると、6から8に増えたのは尺が4秒から5秒に変わったためでした。オーディオは無料です。数字が動いたときは、何を変えたせいなのかを確かめる必要があります。

ここからは実際に音声付きで、2種類のプロンプトで Wan AI で動画を生成してみました。

作例1:雨の森(音声つき・8クレジット)

音がある場面を選びました。

プロンプト(全文)

雨の降る森の中。大粒の雨が葉を叩き、地面に水たまりができていく。遠くで雷が鳴る。カメラは固定。

実際の出力:1280×720/5.04秒/8,575kbps/5.15MB
消費8クレジット(約26円)/所要131秒

音を出して再生してみてください。雨音が入っています。

ビットレートは8,575kbpsで、管理人が同じ条件で測った11モデルの中でも上位でした。音声つきでこの数字が出るのは強いと感じました。

動画と音声も完全に同期していて、SNSなどにも投稿できるレベルの非常に高品質な動画が生成されていることが確認できました。

Wan 2.7(実測8クレジット・1280×720・5.04秒・8,575kbps・音声トラックあり)

作例2:打ち上げ花火(音声つき・8クレジット)

もう1本、音の存在感がある題材です。

プロンプト(全文)

打ち上げ花火が夜空に上がって開く。観客のシルエットが下に並び、川面に光が映る。カメラは花火を見上げる。

実際の出力:1280×720/5.04秒/5,612kbps/3.37MB
消費8クレジット(約26円)/所要151秒

こちらも2トラック構成で音声が入っています。

1本26円で音つきの動画が作れる計算です。SNSに上げる短い動画なら、これで足りる場面は多そうです。

こちらも非常に綺麗ですね。

Wan 2.7(実測8クレジット・1280×720・5.04秒・5,612kbps・音声トラックあり)

他のモデルとの比較

管理人は同じ日本語プロンプトで11モデルを比べた検証もしています。そのときのWan 2.7の位置づけです。

モデル消費ビットレート音声
Wan 2.720cr2,743kbpsあり
Vidu Q3 Pro20cr8,498kbps
Sora 230cr3,488kbps
Seedance 2.0100cr3,999kbps

※この表の比較検証は別の設定で行ったため、Wan 2.7が20クレジットになっています。今回の記事の6〜8クレジットは、割引が効いた状態の実測値です。

Wanの強みは「音声つきで安い」ということがこの表から読み取れます。ビットレートだけを見ればVidu Q3 Proのほうが上ですが、そちらは音声がありません。

下に同じ20クレジットのVidu Q3 Proを置きますので、見比べてください。音の有無を含めてどちらが目的に合うかで選ぶのがよいと思います。

【2026年7月30日 追記】この記事のVidu Q3 Proの価格(20クレジット)は2026年7月27日時点の実測値です。7月30日に同じ設定で測り直したところ80クレジット(4倍)に変わっていました。詳しくはVidu Q3を実測したら3日で料金が4倍になっていましたに記録しています。使う前に生成ボタンの数字を確認してください。

比較:Vidu Q3 Pro(同じ20クレジット/8,498kbps・音声なし)

Wan AIの開発元は?

Wan AI の性能やコスパが優れていることがわかりました。ここからは、実際にWan AIを使う上で多くの人が気になるであろう、Wan AIの基本情報を整理します。

項目内容
開発元Alibaba(アリババ)
中国
収録モデル2.7 / 2.6 / 2.5 / 2.6 Flash / 2.2 Plus
特徴音声つき出力/最新版が最安

Wanはオープンなモデルとして公開されている世代もあり、自分のパソコンで動かす使い方も知られています。ただし相応のGPUが必要です。

この記事はPollo AI経由で使った場合の検証です。手元で動かす場合の話は含みません。

検証の制約事項

今回の検証の制約事項を以下にまとめておきます。

  • 生成したのはWan 2.7の2本だけ:他の4世代はクレジット表示を確認したところまでで、実際に生成していません
  • 音声の内容そのものは未評価:音声トラックが存在することをファイルの構造から確認したところまでです。雨音や花火の音が自然かどうかは、聴く方の判断にお任せします
  • 割引の期限は不明:期間限定の可能性がありますので、使う前に生成ボタンの数字を確認してください

もし、Wan AIに関連して質問や追加で検証して欲しい項目などがありましたら、コメント欄にて教えてください。

よくある質問(FAQ)

最後に、Wan AIに関連してよくある質問をいかにまとめておきます。

Wan AIは音声つきの動画が作れますか?

作れます。管理人が生成した2本をダウンロードしてMP4の中身を調べたところ、どちらもAAC音声コーデックと音声トラックが含まれており、映像+音声の2トラック構成でした。しかも追加料金はかかりません。設定の「オーディオ」という項目は対応を示すラベルで、押しても生成ボタンの数字は変わりませんでした。

Wan AIは1本いくらですか?

管理人がPollo AI経由で実測したところ、最新のWan 2.7が4秒で6クレジット、5秒で8クレジットでした。ウルトラプラン換算で約20〜26円です。ただしこれは割引が効いた値で、生成ボタンには割引前の16/20クレジットも併記されていました。

どの世代を選べばいいですか?

最新のWan 2.7が最安でした。Wan 2.6が20クレジット、Wan 2.5が24クレジットなのに対して、2.7は6クレジットです。720Pで比べても4倍の差があります。世代が上がると高くなるモデルが多いなかで、Wanは逆でした。古い世代をあえて選ぶ理由は、価格面では見当たりません。

音声をオフにできますか?

管理人が試したかぎり、オフにする方法は見つかりませんでした。設定バーの「オーディオ」を押しても生成ボタンの数字は変わらず、生成した2本にはどちらも音声が入っていました。音声が不要な場合は、動画編集ソフトで消すことになると思います。

Wan AIはどこの会社のモデルですか?

中国のAlibaba(アリババ)が開発しています。オープンなモデルとして公開されている世代もあり、自分のパソコンで動かす使い方も知られていますが、相応のGPUが必要です。この記事はPollo AI経由で使った場合の検証です。

まとめ

Wan AIを実際に使ってみて、他のモデルと違う点が2つ見つかりました。1つは音声つきで出力されることです。MP4の中身を調べたところ、AAC音声コーデックと音声トラックが入っており、映像と合わせて2トラック構成でした。しかも追加料金はかかりません。

もう1つは価格の構造で、最新のWan 2.7がいちばん安いという珍しい関係でした。Wan 2.6が20クレジット、Wan 2.5が24クレジットなのに対して、2.7は4秒で6クレジットです。世代が上がると高くなるモデルが多いなかで、これは逆です。1本8クレジット、約26円で音つきの5秒動画が作れる計算になりますので、SNS向けの短い動画なら十分な選択肢だと思います。

ただし割引が効いた状態での数字ですので、使う前に生成ボタンの表示を確認してください。音声をオフにする方法は見つかりませんでしたので、音が不要な用途では編集で消す前提になります。

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