Midjourneyの生成物は商用利用できる?公式ヘルプの条文を実際に読んで確認しました【2026年7月】

『Midjourneyで作った画像、仕事で使っていいの?』

気になるところなので、公式ヘルプの記載を直接読んで確認しました。

結論としては、Midjourneyに課金さえしていれば、基本的には商用利用も含めて自由に使えます。解約したあとも、自身が作成したものについては商用利用もOKです。

ただし、会社の規模、他人の画像、そして作品の公開範囲について事前に注意しておく必要があるポイントがあります。

確認日: 2026年7月31日。Midjourney公式ヘルプの「Using Images & Videos Commercially」と「Comparing Midjourney Plans」の記載を直接読んで確認しました。この記事は管理人が読み取った内容の要約であり、法律の専門家による助言ではありません。実際の判断は必ず最新の利用規約(Terms of Service)の原文にあたってください。とくに条件の細かい部分は規約のSection 4(Copyright and Trademark)に書かれています。なおMidjourney自身も、著作権については国ごとに法律が違うため案内できないとして、弁護士など専門家への相談を勧めています。

基本:課金していれば、作ったものは自由に使ってOK

公式ヘルプの書き出しがこうなっています。「あなたが作成したすべての画像と動画は、たとえ解約を決めたとしても、あなたのものです」。

ここは押さえておきたい点が2つあります。

  • 解約後も権利は残る:やめたら使えなくなる、ということはありません
  • プランによる差はなし:Basic・Standard・Pro・Megaのどれでも「General Commercial Terms(一般商用条件)」で同じ扱いです
プラン月額使用権
Basic$10一般商用条件
Standard$30一般商用条件
Pro$60一般商用条件
Mega$120一般商用条件

安いプランだから商用がだめ、ということはありません。月$10のBasicでも扱いは同じです。

管理人はここを勘違いしていました。上位プランに入らないと仕事で使えないのだろうと思い込んでいたのですが、そうではありませんでした。プランで変わるのは後述する「規模」と「非公開」の2点です。

例外1:年商100万ドル超の企業はPro以上が必要

公式ヘルプにはっきり書かれています。「年間100万ドル以上の総収益がある企業に属している場合、会社のために画像を商用利用するにはProまたはMegaプランが必要です」。

状況必要なプラン
個人・フリーランスどのプランでも可(Basic月$10から)
年商100万ドル未満の会社どのプランでも可
年商100万ドル以上の会社Pro(月$60)またはMega(月$120)

ここで注意すべきなのは、基準が「利益」ではなく「総収益(gross revenue)」だという点です。100万ドルはおおよそ1.5億円前後になりますので、それなりの規模の会社なら該当します。

また「会社のために使う場合」という条件です。会社員が個人の趣味で作ったものまでは想定していない書きぶりになっており、業務で使うなら会社の規模で判断されると読むのが自然です。

法人でお使いになる場合は、経理や法務に総収益を確認したうえでプランを選んでください。

例外2:他人の画像をアップスケールしたものは自分のものではなし

もうひとつの例外です。「他のユーザーが作成した画像をアップスケールした場合、その画像は元の作成者のものであり、あなたのものではありません」。

Midjourneyは公開のギャラリーがあり、他の人が作った画像に対して操作ができます。そこでアップスケールしても、権利は元の作者のままです。公式ヘルプには「その画像は当社サイトの相手のギャラリーに表示されるので、使用には相手の許可が必要です」とあります。

実務上は、自分が最初から作った画像だけを使うと決めておけば問題は起きません。

なおこの点は、Pollo AIのような外部サービス経由で使う場合にはあまり関係しません。

例外3:無印プランでは作ったものが公開される

見落とされがちですが、作った画像を非公開にできる「ステルスモード」は、ProとMegaにしか付いていません。

プラン月額ステルスモード(非公開)
Basic$10なし
Standard$30なし
Pro$60あり
Mega$120あり

つまりBasic・Standardで作ったものは、他の人から見える状態になります。商用利用そのものは許されていても、公開されてしまうこと自体が困る場面はあります。

  • 発表前の商品ビジュアル
  • クライアントから預かった案件の素材
  • コンペや提案の途中段階

こうした用途では、「使っていいか」より先に「見られて困らないか」を事前に確認する必要があります。そのため、こういった公開されてしまうと困る場合に該当するならPro(月$60)以上が必要になります。

管理人は、ここが実際にいちばん引っかかるところだと思っています。権利の話はクリアでも、作業の途中が全部見えている状態は、仕事によっては受け入れられません。

Midjourneyの作例

規約の話だけでは分かりにくいので、実際にMidjourenyで生成した画像を置いておきます。

プロンプト(全文)

夜の路地裏にある小さなラーメン屋台。湯気とネオンの反射。年配の店主が鍋を振っている。シネマティックな照明。

実際の出力:1456×816/4枚
Midjourney v7・消費24クレジット(約79円)

こうした「実在しない店」「実在しない人物」の絵であれば、判断は比較的シンプルです。

逆に注意が要るのは次のような場合です。

  • 実在の人物に似た顔を出してしまった場合(肖像の問題が別に発生します)
  • 既存のキャラクターや作品に似た絵になった場合(著作権の問題が別に発生します)
  • 実在のブランドのロゴや商品が写り込んだ場合(商標の問題が別に発生します)

こういった日本の法律で問題になる可能性のある画像が生成された場合には注意が必要です。

実際に作った画像はこういうものです

Midjourney自身が「著作権の相談には応じられない」と記載

公式ヘルプの「Understanding Copyrights」という項に、こうあります。

「Midjourneyは著作権に関する指針を提供することはできません。著作権法は国によって異なりますので、具体的な質問や懸念がある場合は弁護士や法律の専門家にご相談ください」。

つまり「規約上は自由に使ってよい」と「法的に問題が起きない」はイコールではないということを、提供元自身が明言しています。

実務上の目安を以下にまとめておきます。

  • SNSの投稿・ブログの挿絵・社内資料なら、過度に心配しなくてよい範囲です
  • 広告・パッケージ・商品として販売する場合は、実在の人物やブランドに似ていないかを人の目で確認してください
  • クライアントワークなら、AI生成物の使用可否を先方の規定で確認してください。近年は明示的に禁止している会社もあります

Pollo AI経由で使う場合の注意

当サイトでは、複数のモデルを同じ画面で比べられるPollo AI経由でMidjourneyを検証しています。この場合の注意です。

この記事で扱った条件は、Midjourney公式の規約についてのものです。Pollo AIのような外部サービス経由で使う場合は、Pollo側の利用規約も別途あります。商用利用の可否や生成物の公開範囲について、そちらの記載も確認してください。

特に確認しておきたいのは次の2点です。

  • 生成物の商用利用が認められているか(プランによって条件が違う場合があります)
  • 作った画像がサービス側で公開されないか(Midjourneyのステルスモードとは別の話です)

「Midjourneyの規約ではOKだから大丈夫」とはならない、ということです。経由したサービスの規約が別にかかります。

今回の記事でまだ確認していない点

今回の記事でまだ確認していない点を以下にまとめておきます。

  • これは法律の専門家による助言ではありません:管理人が公式ヘルプの記載を読み取ってまとめたものです
  • 公式プランには未課金:ステルスモードの挙動を実際に確かめたわけではなく、プラン比較表の記載に基づいています
  • 規約は変わる:この記事は2026年7月31日時点の記載です。実際にお使いになる前に、必ず最新の原文をご確認ください

よくある質問(FAQ)

最後に、Midjourenyで生成した画像の商用利用についてよくある質問を以下にまとめておきます。

Midjourneyで作った画像は商用利用できますか?

有料プランに加入していれば、基本的には自由に使えます。公式ヘルプには「作成したすべての画像と動画は、解約したとしてもあなたのものです」と書かれています。プランによる差はなく、Basic(月$10)でも扱いは同じです。ただし例外が3つあります。

会社で使う場合はどのプランが必要ですか?

年間の総収益が100万ドル以上の企業に属していて、会社のために使う場合は、ProまたはMegaプランが必要です。総収益が100万ドル未満、または個人・フリーランスであれば、どのプランでも構いません。基準が「利益」ではなく「総収益」である点にご注意ください。

解約したら作った画像は使えなくなりますか?

使えます。公式ヘルプに「解約を決めたとしてもあなたのものです」と明記されています。ただし新しく作ることはできなくなります。

作った画像を他人に見られないようにできますか?

ステルスモードを使えば非公開にできますが、これはProプラン(月$60)以上にしか付いていません。BasicとStandardで作ったものは他の人から見える状態になります。発表前の商品ビジュアルなど、公開されて困る用途ではProが必要です。

実在の人物やキャラクターに似た絵が出てしまいました。使っても大丈夫ですか?

Midjourneyの規約で許されていることと、日本の法律で問題にならないことは別の話です。肖像権・著作権・商標はそれぞれ別の問題として発生します。Midjourney自身も、著作権については国ごとに法律が違うため案内できないとして専門家への相談を勧めています。広告や販売物に使う場合は、人の目で確認してください。

まとめ

Midjourneyの商用利用について公式ヘルプを読んだ結果、有料プランに入っていれば基本的には自由に使えることが分かりました。解約後も作ったものは自分のもので、プランによる権利の差もありません。押さえるべき例外は3つです。年間総収益100万ドル以上の企業が会社のために使う場合はPro以上が必要なこと。他人が作った画像をアップスケールしたものは元の作者のものであること。そして作ったものを非公開にできるステルスモードがPro以上にしか付いていないことです。実務でいちばん引っかかるのは3つ目だと思います。権利の上では使えても、発表前の商品ビジュアルや預かり案件の素材が他の人から見える状態というのは、仕事によっては受け入れられません。該当するなら月$60のProが必要です。なおMidjourney自身が「著作権の指針は提供できない」と明記しています。規約でOKなことと、日本の法律で問題が起きないことは別です。広告や販売物に使う場合は、実在の人物やブランドに似ていないかを人の目で確認してください。

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