生成AIという言葉をよく聞くけれど、結局それは何なのか。
説明だけ読んでも、いまひとつピンと来ないと思います。
そこでこの記事では、実際に作ったものを先に見てもらいます。そのうえで、普通のAIと何が違うのか、どんな種類があるのか、いくらかかるのかを順に説明します。
数字はすべて当サイトが自分で課金して測ったものです。
どのツールを使うか迷っている方は、AI動画生成ツールのおすすめを実課金で比較【7選】もあわせてご覧ください。
生成AIとは、ゼロから作り出すAIのことです
生成AIとは、文章や画像などの指示をもとに、AIが新しいものを作り出す仕組みのことです。英語ではGenerative AIと呼ばれています。
従来のAIとの決定的な違いは、何をするAIなのかという点にあります。
| これまでのAI | 生成AI | |
|---|---|---|
| やること | すでにあるものを判断・分類する | 新しいものを作り出す |
| 例 | 写真に写っているのが犬か猫かを当てる | 『縁側で眠る柴犬』の絵を描く |
| 出てくるもの | 答え(ラベル・数値) | 画像・動画・文章・音声そのもの |
つまり「AIと生成AIの違い」は、見分けるか、作るかです。生成AIもAIの一種で、その中の「作る」担当だと考えると分かりやすいと思います。
文章を書いただけで、これが出てきます
説明より作例のほうが早いので、先にお見せします。
下の8枚はすべて、日本語で一文書いただけで生成された画像です。カメラや絵の具などの物理的な道具は一切使わず、灰色で表示されている文字が実際にプロンプトに入力した内容です。

動画も文章から作れます
画像生成だけでなく、動画も同様に、テキストプロンプトから作成できます。
プロンプトに『夜空に大輪の花火が開く。川面に光が映る。カメラは固定。』と入力し、Kling 3.0で生成した動画がこちらです。
手元の細かい動きも作れます
もう1本作例をお見せします。プロンプトには『書道。筆が和紙の上を走り、墨が広がる。手元のクローズアップ。』と入力しました。
墨がにじんでいく様子まで動きます。手の動きと筆の動きも、破綻せずについてきました。
生成AIの種類をまとめました
作れるものの種類によって分類すると、おおまかに以下のような形になります。
| 種類 | 作れるもの | 代表的なもの |
|---|---|---|
| 画像 | 写真風の絵・イラスト・ロゴ・ポスター | Nano Banana/Midjourney/Stable Diffusion |
| 動画 | 数秒〜十数秒の映像・写真を動かす | Kling/Veo/Seedance/Pollo |
| 文章 | 記事・要約・翻訳・アイデア出し | ChatGPT/Claude/Gemini |
| 音声・音楽 | ナレーション・BGM・効果音 | 各サービスの音声機能 |
| 3D・コード | 3Dモデル・プログラム | 専門サービス |
当サイトが実際に触って検証しているのは、上の2つ(画像と動画)です。この記事の作例も、この2つの機能から生成したものです。
仕組みをかんたんに説明します
細かい理屈は抜きにして、何が起きているかだけを説明します。
- 大量のデータで学習:膨大な画像とその説明文の組み合わせを読み込み、「この言葉はこういう見た目」という対応を覚えています
- ノイズから絵を彫り出し:画像を作るAIの多くは、砂嵐のような状態から少しずつノイズを取り除いて、指示に合う絵に近づけていきます
- 毎回ちがう結果になる:同じ文章を入れても、出てくる絵は毎回変わります。これはコピーを貼り付けているのではなく、その都度作っているためです
3つ目は実際に検証した結果です。同じプロンプトで4枚ずつ生成しても、構図も光もそれぞれ異なる仕上がりになることが確認できました。そのため、好みの1枚が見つかるまで繰り返し生成することになります。
実際にいくらかかるのかを測りました
ここは当サイトが特に重視している検証ポイントです。実際に課金を行い、消費したクレジット数を計測しました。
| やること | 消費クレジット | かかった時間 |
|---|---|---|
| 画像の背景を消す | 5 | 数十秒 |
| 画像を高画質化する | 8 | 1分ほど |
| 写真の顔を入れ替える | 7 | 30秒ほど |
| 1枚の画像を動かす(5秒・720p) | 12前後 | 1〜2分 |
| 文章から動画を作る(高品質モデル) | 40〜50 | 2〜3分 |
| テンプレートで動画を作る | 164〜246 | 3分以上 |
画像の加工は1桁のクレジットで済みます。一方、動画生成では必要数が桁違いに多くなり、テンプレートを利用するとさらにコストが高くなります。
無料でどこまでできるかも試しました
費用を抑えてどこまでできるのかは、多くの人が気になる点だと思います。今回の検証では、以下のとおり確認しました。
- 画像なら、無料枠だけでかなり作れます。当サイトでは無料で使えるモデルを使い、400点以上の素材を作りました
- 動画も無料枠から試せます。ただし枚数や解像度に上限があり、透かしが入ることがあります
- 透かしの有無はサービスで違います。無料でも透かしが入らないものと、入るものがあります
まず無料枠で数本作ってみて、続けられそうなら有料プランを検討する、という順番が無駄がないと思います。
気をつけることが3つあります
使う前に知っておいたほうがいい点をまとめます。
- 他人の権利を侵さないこと:既存のキャラクターや特定の作家の絵柄をねらって真似ること、実在の人物を無断で生成することは避けてください。
- 商用利用の条件はサービスごとに違います:仕事で使う前に、必ず利用規約を確認してください。
- AIで作ったことは、かなりの精度で判定されます:当サイトで22枚を判定サイトにかけたところ、AI由来の21枚のうち19枚が99%以上でAI生成と判定されました。縮小しても圧縮しても結果は変わりませんでした。
3つ目は意外に知られていない点だと思います。AI画像の検出技術は日々進化しており、「バレずに使う」ことは、もう前提にしないほうが無難です。
検証しきれなかったこと
この記事で扱えなかった範囲です。
- 文章を作る生成AI(ChatGPTなど)は、当サイトの検証対象外です。数字は載せていません
- 音楽・3D・コードの生成も同様に、実際には測っていません
- クレジットの単価や無料枠は頻繁に変わります。数字は2026年8月時点のものです
よくある質問(FAQ)
最後に、よくある質問をまとめておきます。
生成AIとは何ですか?
生成AIとは、テキストや画像などの指示に基づいて、AIが画像・動画・文章といった新しいコンテンツを生み出す仕組みです。従来のAIが「写っているのは犬か猫か」を識別する役割を担っていたのに対し、生成AIは「縁側で眠る柴犬の絵」といった具体的なイメージを実際に描き出します。
AIと生成AIの違いは何ですか?
見分けるか、作るかの違いです。生成AIもAIの一種で、その中の「作る」担当にあたります。分類や予測をするAIは以前からありましたが、絵や動画そのものを出せるようになったのが生成AIです。
生成AIにはどんな種類がありますか?
作れるものの種類で分けると、画像・動画・文章・音声・3D・コードなどがあります。当サイトが実際に課金して検証しているのは画像と動画の2つで、この記事の作例もそこから出しています。
生成AIは無料で使えますか?
使えます。画像は無料枠だけでもかなり作れて、当サイトでは無料のモデルで400点以上の素材を作りました。動画も無料で試せますが、本数や解像度に上限があり、透かしが入ることがあります。
生成AIで作ったものは、AIだとバレますか?
かなりの精度でバレます。当サイトで22枚を判定サイトにかけたところ、AI由来の21枚のうち19枚が99%以上でAI生成と判定されました。1024pxの画像を256pxまで縮めて強く圧縮しても、結果は変わりませんでした。
同じ文章を入れれば、同じものが出てきますか?
同じ文章で4枚ずつ生成しても、構図や光の当たり方は毎回異なり、完全に同じ結果は出てきませんでした。これはテンプレートを貼り付けているのではなく、都度新たに作られるためです。そのため、気に入る1枚が見つかるまで、複数回試すことになります。
まとめ
生成AIとは、指示をもとに新しいものを作り出すAIを指します。従来のAIが識別や分類などの「見分ける」役割を担っていたのに対し、生成AIは新たにコンテンツを生み出す「作る」役割を担う点が特徴です。
この記事の作例は、すべて文章を一文書いただけで出てきたものです。画像なら無料枠でも十分に試せます。動画はクレジットの桁がひとつ上がるので、まず画像から始めるのがいいと思います。
ただしAIで作ったことは、かなりの精度で判定されます。権利まわりの注意点とあわせて、そこは押さえたうえで使ってください。
30以上のモデルを1つのアカウントで
Kling・Veo・Soraを個別に契約しなくても、Pollo AIならまとめて試せます。管理人もプロプラン(月額$29)で検証しています。
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