SNSで話題になっているのは、猫が料理したり、ラーメン屋の店主役を務めたりする「AI猫動画」です。
見ていると「自分でも作れるのかな」と気になってきます。
そこで茶トラの子猫が主役のAI猫動画を、3本作成しました。内容は、料理をする猫、ラーメンを湯切りする猫、そしてパソコンで仕事をする猫です。
検証の結果、3本とも同じ猫のまま、指示した動きをしてくれました。1本あたりのコストは30クレジットで、生成にかかった時間も1分未満でした。ただし、そのうちの1本だけ、想定外の失敗が発生しました。
同じキャラクターで何本も作るコツはPixVerseのキャラクターの一貫性を保つコツで詳しく検証しています。
結論:同じ猫のまま、3本とも指示どおりに動きました
先に結果です。
| 動画 | 指示した動き | 結果 | 消費 |
|---|---|---|---|
| ラーメン屋の猫 | 湯切りしてどんぶりに麺を入れる | 湯切り→麺を入れるまで1本で再現 | 30 |
| 仕事をする猫 | キーボードをたたいて、あくび | キーボード→大きなあくび | 30 |
| 料理をする猫 | フライパンをゆすって、こちらを見る | フライパンはふったが、途中で場面が切り替わった | 30 |
3本連続で生成しても、毛の色・縞模様・目の色が同じ猫のままでした。そのため、シリーズとして並べた際に違和感が生じませんでした。
AI猫動画は3ステップで作れます
今回の作り方の流れです。
- ステップ1:主役の猫の画像を作成:テキストプロンプトのみで生成します(5クレジット)
- ステップ2:参照画像を活用し、同じ猫の別シーンを生成:「この写真と同じ茶トラの子猫(同じ顔・毛の模様・目の色)が」と記述します(10クレジット)
- ステップ3:各画像を動画に変換:動きの内容をテキストで指示します(30クレジット)
いきなり動画を作らず、先に画像を作るのがポイントです。画像の段階なら1枚5〜10クレジットで、猫の見た目や場面を何度でも作り直せます。
ステップ1・2:主役の猫と、同じ猫の別場面
まず、主役となる猫を作成しました。プロンプトには以下の内容を記載しています。
『白いエプロンをつけた茶トラの子猫が、家庭のキッチンのコンロの前に二本足で立ち、前足でフライパンを持っている。ほっこりした実写風。縦長。』と入力して生成しました。
次に、この画像を入力欄に入れて、ラーメン屋とオフィスの場面を作りました。
- ラーメン屋:白いねじり鉢巻きと紺の前掛けをつけて、湯切りのざるを持つ猫を描きます。
- オフィス:小さなワイシャツとネクタイを着て、ノートパソコンに前足をのせる猫を描きます。
3枚を並べて比較すると、顔つき・縞模様・目の色がそろっていることが確認できました。「同じ顔・毛の模様・目の色」と、そろえてほしい箇所を具体的に指定したことが効果的だったようです。
縦長の動画でそのまま使えるよう、縦横比は「9:16」に設定しています。TikTokやYouTubeショートなどのプラットフォームへの対応も考慮した仕様です。

作例1:ラーメン屋の猫
ラーメン屋の画像を動画にしました。動きの指示はこうです。
『茶トラの子猫がラーメンを作る。子猫の店主が湯切りのざるを上下に力強くふって、どんぶりに麺を入れる。湯気が立ちのぼる。カメラは固定。』
ラーメン屋の猫をコマ送りで確認
動画からコマを取り出して並べました。
- 0.2〜1.7秒:ざるを上下に揺らして湯切りします。
- 3.2秒:ざるを傾け、どんぶりに麺を入れます。
- 4.8秒:麺がどんぶりに収まります。
指示に従って生成した動画を確認すると、書かれた順番どおりに動作しています。プロンプトでは「カメラは固定」と指定していましたが、実際にはどんぶりに寄っていくようにカメラが少し動きました。場面の切り替わりが発生することはなかったです。

作例2:パソコンで仕事をする猫
オフィスの画像を動画にしました。
『茶トラの子猫が仕事する。子猫が前足でキーボードをぽちぽちたたき、画面を見て首をかしげ、大きなあくびをする。カメラは固定。』
仕事をする猫をコマ送りで確認
仕事をする猫の動きは、次の3点に絞って確認します。
- 0.2〜1.7秒:前足でキーボードをたたく
- 3.2秒:口を大きく開けてあくび
- 4.8秒:また画面を見る
こちらはカメラもほとんど動かず、猫だけが動く落ち着いた動画になりました。ワイシャツとネクタイ、机の上のメモも最後まで崩れていません。

作例3:料理をする猫(途中で場面が切り替わった)
キッチンの画像を動画にしました。
『茶トラの子猫が料理する。子猫が前足でフライパンをゆすり、卵焼きをくるっとひっくり返して、得意げにこちらを見る。カメラは固定。』と入力しました。
フライパンを振る動作自体は確認できましたが、1.1秒付近で、別アングルの映像に突然切り替わってしまいました。最後のフレームではカメラがこちらを見ておらず、フライパンを上から見下ろす構図になっています。
場面の切り替わりを数字で確認
0.2秒ごとにコマを取り出して、となりのコマとの違いを数字にしました(明るさの差の平均)。
- ふだんのコマの差は3〜18ほどという結果になりました。
- キッチンの動画だけ、1.0秒→1.2秒で72.9に跳ね上がりました。ここで場面が切り替わっていることが確認できました。
- ラーメン屋とオフィスの動画には、40を超える差は一度も出ませんでした。
マルチショット(複数の場面をつなぐ機能)はオフにしていたため、AIが勝手に場面を切り替えていたことが確認できました。3本中1本でこの現象が発生しました。

動画にする手順
画像を動画にする手順です。
- 作品一覧から猫の画像を開き、「画像とテキスト」を押す:すると、画像が動画の入力欄に自動でセットされます。
- 動きを文章で指定する:「〜が○○して、△△する」と順番に書くと、指示どおりに動きやすくなります。
- 設定を確認する:今回はV6・540P・5秒・オーディオOFFで、作成ボタンの表示が30クレジットでした。
- 「作成」を押す:今回は3本とも、押してから1分かからずにできあがりました。
下の画像は、仕事をする猫の画像を入れて、動きを書いたところです。

かわいいAI猫動画にするコツ
今回の作例から分かったコツです。
- 先に画像で猫を決める:動画を作り直すより、画像を作り直すほうが安く済みます。
- 同じ猫で続けるときは、そろえたいところを書く:「同じ顔・毛の模様・目の色」と書くと、3場面ともそろいました。
- 動きは2〜3個まで、順番に書く:「湯切りして→どんぶりに入れる」のように、5秒で終わる量にします。
- 人のような服や小道具を足す:エプロン・鉢巻き・ネクタイがあると、場面がひと目で分かります。
- 縦横比は「9:16」にする:縦長のショート動画にそのまま使えます。
もっと長い動画にしたいとき
今回は5秒の動画を3本生成しました。SNSでよく見かける15〜30秒のAI猫動画を作るには、次の方法があります。
- 動画をつなげて長くする:PixVerseの延長機能で、作った動画の続きを作れます(動画延長機能の使い方)
- 複数の場面を1回で作る:マルチショットを使います(マルチショットの使い方)
- 効果音やBGMを付ける:湯切りの音や鳴き声を足すと、ぐっと見やすくなります(効果音生成器の使い方)
実測した数字
今回の数字です(2026年10月8日時点)。
| 作業 | 消費 |
|---|---|
| 主役の猫の画像(参照なし・標準) | 5クレジット |
| 同じ猫の別場面(画像1枚を参照・標準) | 1枚10クレジット |
| 動画にする(V6・540P・5秒・オーディオOFF) | 1本30クレジット |
| 作成を押してから保存できるまで | 約50秒(3本とも) |
| 動画の大きさ | 576×1024(縦長)・5.04秒 |
| 途中で場面が切り替わった動画 | 1本(3本中) |
| 合計 | 115クレジット |
検証しきれなかったこと
今回わからなかった点です。
- オーディオON(音付き)の環境での生成は行っていません。鳴き声や調理音がどのように付与されるのかについては未確認です。
- 場面の切り替わりを指示で防げるかという点も試していません。
- 自分の家の猫の写真を入力素材として使用した場合の結果についても試していません。
よくある質問(FAQ)
最後に、よくある質問をまとめておきます。
AI猫動画は自分でも作れますか?
作れます。PixVerseで、猫の画像を作る→同じ猫で別の場面を作る→画像を動画にする、の3ステップで、料理・ラーメン作り・パソコン仕事をする猫の動画を3本作りました。
同じ猫のまま何本も作れますか?
作れました。最初に作った猫の画像を参照に入れて「同じ顔・毛の模様・目の色」と書くと、3場面とも毛色・縞模様・目の色がそろいました。
1本作るのにいくらかかりますか?
2026年10月8日時点の実測では、V6・540P・5秒・オーディオOFFの設定で動画を1本生成すると30クレジット消費しました。一方、猫の画像を1枚生成する場合は5〜10クレジットかかります。
失敗することはありますか?
3本中1本で、「カメラは固定」と指示したにもかかわらず、途中で場面が切り替わる結果になりました。同じ画像と指示で生成し直すのが早いです。
まとめ
茶トラの子猫を主役に据えたAI猫動画を3本生成しました。3本とも同一のキャラクターを保ちながら、指示した動きが反映されています。コストは1本あたり30クレジットで、生成完了まで1分未満でした。
コツとしては、先に画像で猫を決めて、その画像を参照に入れてから場面を変えることです。動きの指示は2〜3個までに抑え、順番通りに書き出すとよいです。
3本に1本くらいは予想外の動きになることがあるため、数回作り直すことを前提に計画を立てると、より気軽に楽しみやすくなります。
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