ComfyUIは無料だと聞いたけれど、本当に無料なのか。
結論から申し上げますと、ソフト自体は無料です。ただし、それだけでは1枚も作れません。
実際に動かして確かめた結果、本当の壁はモデルの容量とVRAMであることがわかりました。画像生成であれば2GBで対応可能ですが、動画生成を行う場合は29GBのVRAMが必要でした。
何がどれだけ要るのかを、実際の画面つきで整理します。
ComfyUIで何ができるかはComfyUIとは?13枚作って速さと品質を測りましたにまとめています。
結論:ソフトは無料、モデルが重い
まず全体像です。
| 要るもの | 費用・容量 |
|---|---|
| ComfyUI本体 | 無料 |
| 画像生成のモデル(SD 1.5) | 約2GB |
| 画像生成のモデル(Flux.1-dev) | 約12GB |
| 動画生成のモデル一式 | 約29GB |
| GPU(VRAM) | 8GB以上が目安。Fluxは24GBでも大半を使う |
つまずくのはインストールそのものではなく、この容量です。ソフトを入れただけでは何も作れません。
実測した数字をまとめます
今回の検証で確認できた数字です。

必要なモデルは画面が教えてくれます
ここが親切な点です。ComfyUIはテンプレートを開くと、足りないモデルを一覧で出してくれます。
下は動画生成のテンプレートを開いたときの画面です。ファイル名・置き場所・容量・ダウンロードボタンがまとめて表示されます。

動画生成には29GB必要でした
画面に出ていた内訳です。
- diffusion_models / wan2.2_t2v_high_noise_14B_fp8_scaled:サイズは13.31GBです。
- diffusion_models / wan2.2_t2v_low_noise_14B_fp8_scaled:サイズは13.31GBです。
- loras / 4ステップ高速化LoRA(high/low):1.14GB × 2です。
ダウンロードしたファイルの合計サイズは約29GBでした。VAEとテキストエンコーダは環境に最初から存在していたため、新規に取得したのはこの4つのモデルのみです。
Wan 2.2が2つに分かれているのは、ノイズの多い段階と少ない段階で別のモデルを使う設計だからです。片方だけでは動作しません。
同じ画面に、生成時間の目安も出ていました
テンプレートの画面には公式の目安表が掲載されています。これは見落としがちですが、RTX 4090D 24GBでの値を示しています。
| 構成 | 解像度 | VRAM使用 | 1本目 | 2本目以降 |
|---|---|---|---|---|
| Wan 2.2 fp8 | 640×640 | 84% | 約536秒 | 約513秒 |
| + 4ステップLoRA | 640×640 | 89% | 約108秒 | 約71秒 |
高速化用のLoRAを入れると、9分が1分強になります。容量は1.14GB×2で増加しますが、導入する価値があると感じました。
逆に言えば、入れないと1本9分待つことになります。試行錯誤しながら制作を進めるには、厳しい時間だと感じました。
VRAMは24GBでも余裕がありません
もうひとつの壁がVRAMです。
- 今回の検証で使用したGPUは、VRAM 25.2GBを備えたRTX 4090です。
- 画像生成(Flux.1-dev)を実行すると、その大半を使いますという状態になりました。
- 動画生成時には、使用率が84〜89%の範囲で推移しました。
つまり24GBクラスでようやく動くという結果になりました。8GBや12GBのグラボでは、SD 1.5のような軽いモデルや、容量を削ったモデルの利用に限られることが確認できました。
最初の画面はここから始まります
参考までに、起動して最初に出る画面です。テンプレートの一覧が並んでいます。
ここから目的に合ったものを選ぶと、必要なモデルが自動で判定されて、先ほどの画面が出てきます。自分で調べて集める必要はありません。

動画のテンプレートも用意されています
動画の項目を開くと、こう並んでいました。
Wan 2.2 14B の Text to Video・Image to Video・First-Last Frame to Video の3つが最初に出てきます。テンプレート自体は入っているので、足りないのはモデルだけです。

始める前に確認しておくこと
今回の検証を踏まえた事前チェックです。
- ディスクの空き:画像生成のみを行う場合は10GB、動画生成も検討する場合は50GB以上確保しておくことをおすすめします
- VRAM:8GBあればSD 1.5、12〜16GBならFluxの軽量な設定、24GBあれば動画も扱えるという目安になります
- 回線:29GBのダウンロードが発生します。時間に余裕を持って作業してください
- GPUがない場合:クラウドで借りるという選択肢があります。当サイトでは4分・約7円で試せました
検証しきれなかったこと
今回わからなかった点です。
- 自分のパソコンへの導入手順は試していません。今回の検証ではすべて借りたGPU上での確認のみ行いました。
- 実際に29GBをダウンロードして動画を生成するところまでは到達できませんでした。ダウンロードの操作でつまずいており、完了には至っていません。
- 8GBや12GBのグラボでの動作は確認していません。これらの環境下での挙動については未検証です。
- Windows・Mac への導入も未検証です。これらのOSでの利用可否については確認できていません。
- 数字は2026年8月16日時点のものです。モデルの容量やバージョンは変わりますので、最新情報をおすすめします。
よくある質問(FAQ)
最後に、よくある質問をまとめておきます。
ComfyUIは本当に無料ですか?
ソフト自体は無料のオープンソースです。ただし動かすにはモデルが別途必要で、画像生成なら2〜12GB、動画生成なら約29GBのダウンロードが発生します。GPUがない場合は借りる費用もかかります。
どれくらいの容量が必要ですか?
画像生成だけなら10GBほど、動画も試すなら50GB以上を見ておくと安心です。動画生成用のWan 2.2は13.31GBのモデルを2つ使うため、それだけで26GBを超えます。
VRAMはどれくらい要りますか?
8GBが最低ラインの目安です。SD 1.5なら8GBで動きますが、Flux.1-devは24GBのGPUでも大半を使いました。動画生成では84〜89%と表示されており、24GBクラスでようやく動く水準です。
モデルは自分で探して集めるのですか?
その必要はありません。ComfyUIでテンプレートを開いた場合、不足しているモデルはファイル名・保存先・容量が明記された形で一覧表示されます。さらに、ダウンロードボタンも自動的に表示されるため、必要なファイルをすぐ入手できます。
動画生成にはどれくらい時間がかかりますか?
画面に表示されていた公式の目安では、640×640でRTX 4090Dを使い、1本目が約536秒(9分)でした。4ステップ用のLoRAを入れると約108秒、2本目以降は約71秒まで縮みます。
グラボがない場合はどうすればいいですか?
GPUを時間単位でレンタルできる仕組みです。今回の検証では、環境が起動して使える状態になるまで約2分30秒かかり、4分間利用した場合の料金は約7円でした。購入前に動作確認を行いたい場合や、短時間のテスト用途に向いているといえます。
まとめ
ComfyUIはソフト自体は無料ですが、実際に動かすにはモデルのダウンロードが必要です。今回の検証では、画像生成に2〜12GB、動画生成なら約29GBの容量が必要でした。
VRAMの容量も大きな制約になります。24GBのGPUでも、Fluxや動画生成では大半のメモリを使い切ります。8GBの場合はSD 1.5に限定する、という選択が現実的だと考えます。
ただし必要なモデルは画面が教えてくれます。自分で調べて集める手間はありません。ディスクの空きと回線だけ先に確認しておけば、あとは画面の指示どおりで進められます。

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