PixVerse C1を実測|V6と同じ50クレジットでした

PixVerseには、「C1」という上位モデルが追加されていたことが確認できました。

説明には「映画のような視覚効果、次世代アクションとVFX、マルチパネル」とあります。ではV6と何が違って、いくら高いのか。

気になったので、同じ条件で6本作って測りました。消費クレジットは生成前後の残高の差、尺とビットレートはダウンロードしたファイルから読み取った実測値です。

結果は少し意外なものでした。C1はV6と同じ1本50クレジットという料金体系でした。

検証日: 2026-08-15。PixVerseの有料プラン(プロ)でテキストから動画(t2v)を実生成。設定は解像度720P・アスペクト比16:9・長さ5秒・音声オン・モデルはPixVerse C1で統一。消費クレジットは生成前後の残高の差で実測、尺・ビットレート・音声の有無はダウンロードしたMP4ファイルから読み取りました。作例6本はすべて透かしなしで、md5ハッシュで相互に別ファイルであることを確認しています。すべてAI生成で、実在の人物・製品ではありません(仕様は変わることがあります)。

結論:上位モデルなのに、値段はV6と同じでした

先に結論を書きます。

項目PixVerse C1PixVerse V6
1本あたりの消費50クレジット50クレジット
位置づけ映画的VFX・マルチパネルネイティブ音声・物理演算
実測の尺5.04秒5秒
音声ありあり

同じ720P・5秒・16:9という条件で比較したところ、どちらも1本50クレジットという結果になりました。上位モデルだからといって費用が高くなるわけではありません。

管理人も「上位モデルなら倍くらいするだろう」と思いながらボタンを押しました。数字が同じだったので、最初は設定を間違えたかと疑って測り直しています。

検証のやり方

比較できるようにするため、検証環境の条件を以下のように統一しました。

  • モデルはPixVerse C1に統一しました
  • 解像度は720P、比率は16:9、長さは5秒、音声はオンに設定しました
  • プロンプトは日本語で入力しました
  • 消費クレジットは、生成の前後で残高がいくつ減ったかを確認しました
  • 尺とビットレートは、ダウンロードしたMP4ファイルから読み取りました

検証に用いたお題は全6つです。前半の3つは当サイトのV6検証で使ったものと同じ内容にし、後半の3つはC1が掲げる強みを確認するため新規に設定しました。

【お題1】実写:浜辺を駆ける白馬

まずは実写動画で検証します。V6の検証でも使用したお題を使い、動物の毛並みや水しぶきの再現性を確認しました。

今回の検証では、プロンプトに『浜辺を駆ける白馬。朝の斜光。波しぶきが舞う。スローモーション。』を入力して生成しました。

脚の動きの崩れがなく、逆光によるたてがみの透け感まで表現できました。ビットレートは6本の中で2番目に高い4,904kbpsとなり、情報量の多い映像が生成されたことが確認できます。

【お題2】商品:大理石の上のガラス瓶

ガラスの透明感や反射は、AI画像生成で表現が難しい箇所です。

プロンプトは「大理石の台に置かれたガラスの香水瓶。柔らかい照明で反射が動く。商品広告。」と入力しました。

瓶の中の液体と台の反射は、どちらも描き分けられていました。ビットレートは3,171kbpsで、6本のうち中位の値でした。

【お題3】アニメ:桜並木と制服の少女

3つ目はアニメ調の絵柄です。実写の描写に強いモデルほど、アニメ風の表現では崩れが生じやすいという傾向が見られました。

プロンプトには『桜並木を歩く制服の少女。アニメ調。花びらが舞う。やわらかい光。』と入力しました。

指定どおりのアニメ調の仕上がりとなり、桜のトンネルと人物の描写も破綻なく収まりました。計測したビットレートは3,698kbpsでした。

【お題4】映画的VFX:嵐の海の灯台

ここからはC1の売りを試します。まず「映画のような視覚効果」です。

プロンプトには『嵐の海に立つ灯台。稲妻が走り、波が砕ける。映画のワンシーン。』と入力しました。

波の砕け方や空の重みは表現されましたが、ビットレートは3,086kbpsで、期待したほど高くなかったという結果になりました。暗い画面が多かったため、データ量が抑えられたと推測されます。

【お題5】マルチパネル:同じ被写体を3アングル

C1の説明にある「マルチパネル」を試しました。1回の指示で複数の画角を出せるかを見ます。

プロンプトには「同じ被写体を3つの角度で見せる。喫茶店でコーヒーを淹れる手元。引き・寄り・真上。」と入力しています。

正直に書くと、指示した3分割にはなりませんでした。手元のカットとしては成立していますが、画面が分かれたり角度が切り替わったりはしていません。ビットレートも2,226kbpsで6本中いちばん低い値でした。

管理人の受け取り方としては、マルチパネルは日本語の一文で指示するのではなく、専用の設定やミニアプリ側で使う機能なのだと思います。ここは追加で確かめたい点として残しました。

【お題6】アクション:夜の街を走るバイク

最後の検証項目は『次世代アクション』です。動きの速い被写体とカメラワークを同時に指示して生成しました。

今回は、プロンプトに「夜の街を走り抜けるバイク。カメラが横から追う。火花が散る。映画的アクション。」と入力して生成しました。

濡れた路面へのネオンの映り込みも出て、横から追うカメラワークも指示どおりに動きました。ビットレートは5,219kbpsで、6本中いちばん高い値です。動きと光の情報が多いお題ほど、数字が上がる傾向が見えます。

6本の実測値をまとめます

同じ条件で作った6本を、数字で並べます。ビットレートはファイルの情報量の目安で、高いほど描き込みが多い傾向があります。

お題消費尺ビットレート音声
夜のバイク50cr5.04秒5,219kbpsあり
浜辺の白馬50cr5.04秒4,904kbpsあり
桜と少女50cr5.04秒3,698kbpsあり
香水瓶50cr5.04秒3,171kbpsあり
嵐の灯台50cr5.04秒3,086kbpsあり
3アングル50cr5.04秒2,226kbpsあり

6本とも消費は50クレジット、尺は5.04秒、音声はありという条件で揃っていました。ビットレートに差が出たのは、いちばん高い夜のバイクと、いちばん低い3アングルでは2.3倍の開きがあるためです。

同じ料金プランであっても、入力するプロンプトの内容によって生成される動画のファイルサイズが大きく異なります。

C1とV6、どちらを選べばよいか

値段が同じである以上、選び方は「どちらが得か」ではなく「何を作りたいか」になります。

  • 動きと光が多いもの(夜景・アクション・エフェクト)を作るなら、C1を試す価値があります。今回もいちばん数字が伸びたのはバイクの作例でした
  • 実写の質感や商品の描写が目的なら、V6でも十分な結果が出ています。当サイトのV6検証でも白馬と香水瓶は高い評価でした
  • 迷ったら両方作って選べます。1本50クレジットなので、2モデルで作っても100クレジットです
管理人は、同じ値段なら先にC1で作ってみて、思ったより暗い絵になったらV6で作り直す、という順番に落ち着きました。作り直しの費用が読めるのは安心です。

検証しきれなかったこと

今回わからなかった点も書いておきます。

  • マルチパネルの正しい使い方については、今回の検証では特定できませんでした。日本語の一文を入力しても、3分割になることは確認されませんでした。
  • 1080Pや長い尺での消費については、今回測定していません。検証では720P・5秒に固定しています。
  • 画像から動画(i2v)での違いについては、試していません。今回の生成はすべてテキストから行っています。
  • 記載している数字は2026年8月15日時点のものです。クレジットの単価は変わることがあります

よくある質問(FAQ)

最後に、よくある質問をまとめておきます。

PixVerse C1は何クレジット消費しますか?

720P・16:9・5秒・音声オンの条件で検証したところ、実測では1本50クレジットの消費となりました。同じ条件のPixVerse V6と同額です。解像度や長さを変えると消費は変わります。

PixVerse C1とV6はどちらが高性能ですか?

値段は同じでした。今回6本を同条件で作った範囲では、動きと光の多いお題(夜のバイク)でC1のビットレートがいちばん高くなりました。一方で暗い画面が中心のお題では数字が伸びませんでした。用途によって使い分けるのが現実的だと思います。

C1で作った動画に透かしは入りますか?

有料プランで生成した今回の6本は、いずれも透かしなしで取得できました。

C1は音声も一緒に作れますか?

作れました。今回の6本はすべて音声トラックつきで出力されています。

マルチパネルはどう使いますか?

今回は日本語のプロンプトで「3つの角度で見せる」と指示しましたが、画面が分割された動画にはなりませんでした。専用の設定を使う必要がある可能性が高く、現時点では確認できていません。

まとめ

PixVerse C1を6本生成して計測したところ、最大の発見は、上位モデルにもかかわらずV6と同等の1本50クレジットであった点です。

6本とも消費クレジット数・尺・音声の有無は同一条件でしたが、差が出たのはビットレートのみでした。動きと光の多いお題ほど数値が高くなり、暗い画面や静かなお題では低くなりました。

料金が同額の場合は、迷った際に両方のモデルで生成して比較するのが最も確実です。1本50クレジットのため、2つのモデルで作成しても合計100クレジットで済みます。

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