Sora 2 Proへのアップグレードを検討する上で、その価値がどこにあるのかは気になるところだと思います。
「Pro」が付いていると自然と上位版だと解釈しがちですが、価格帯は3倍に設定されています。
そこで、今回の検証ではまったく同じプロンプト・同じ4秒・同じ720pで、Sora 2とSora 2 Proを作り比べました。
結論を先に言うと、720pで使うかぎりProを選ぶ理由はほぼほぼなく、必要料金は3倍なので、データ量は低下しています。
Sora 2の基本的な使い方はSora 2の使い方、料金の全体像はSora 2の料金を実測で確認できます。
結論:720pならProは不要
今回の検証では、プロンプト・尺・解像度をすべて同じ条件で比較しています。
| 項目 | Sora 2 | Sora 2 Pro |
|---|---|---|
| 消費クレジット | 30 | 90(3倍) |
| 解像度 | 1280×720 | 1280×720(同じ) |
| 尺 | 4.10秒 | 4.10秒(同じ) |
| ビットレート | 3,488kbps | 2,233kbps |
3倍払ったProのほうが、データ量は少なくなりましたという結果になりました。
ただし公平に補足します。
- 各1本ずつの結果です。このデータだけでProの実力を断定することはできません。
- ビットレートは画質そのものではありません。Proが少ないデータで同じ絵を出せているという解釈も成り立ちます。
- Proの本来の強みは1024p・1080pが選べることだと考えられます。720pで比べるのはProに不利かもしれません。
ただし、「720pで使うならProを選ぶ理由が見当たらない」という結論は導けます。
ただ、実際に生成された動画を見ると、プロの方が最終的にプロンプトの指示通りに動いていることが確認できました。
Sora 2の結果(30クレジット)
まず下位のSora 2です。
プロンプト(全文・2本とも同じ)
割れたガラスのコップの破片が宙に浮き、時間を巻き戻すかのように一つずつ寄り集まって元の形を取り戻します。暗闇の中に一点だけ明かりが当たり、カメラがゆっくりと右側へ回っていく様子を描きます。
実際の出力:解像度1280×720、再生時間4.10秒、ビットレート3,488kbps、ファイルサイズ1.7MBでした。
破片が集まる動きと、スポットライトの反射が確認できました。30クレジットでこの仕上がりになります。
今回のプロンプトは抽象度が高く、物理現象の再現が求められる難易度の高い内容でした。その結果、コップに成形される前に動画が終了してしまいます。
Sora 2 Proの結果(90クレジット)
同じプロンプト・同じ4秒・同じ720pでProにしたものです。
実際の出力は、1280×720/4.10秒/2,233kbps/1.09MBでした。
出力結果を見比べると、Sora 2 Proの方が最終的にコップとして整っていることが確認できました。一方で、3倍の価格差ほどの違いは感じられませんでした。データ量の数値でも、Sora 2 Proの方が下回っています。
1kbpsあたりの費用という視点で比較すると、次のようになります。
| モデル | 1kbpsあたり |
|---|---|
| Sora 2 | 0.0086クレジット |
| Sora 2 Pro | 0.040クレジット(4.7倍) |
ビットレートは映像の中身でも大きく変化する
数値比較を行う際の注意点を示します。同じSora 2でも、プロンプトを変えるとビットレートが2.6倍変わりました。
| 映像の内容 | ビットレート |
|---|---|
| 夕暮れの交差点・大勢の人・雨の反射(情報量が多い) | 8,922kbps |
| 暗い背景・ガラスの破片・スポットライト1本(情報量が少ない) | 3,488kbps |
同じSora 2・同じ4秒・同じ30クレジットという条件で比較しました。
ビットレートは「モデルの実力」よりも「映像の中身」で大きく変動することが確認できました。そのため、比較を行う際は同じプロンプトで条件を揃えないと意味がありません。
この記事では、Sora 2とProの比較を行っています。条件を揃えるため、プロンプトも4秒という長さも720pという解像度もすべて同一に設定しました。
下に置いたのは、情報量の多い題材でSora 2が8,922kbpsを出した例です。
先ほどのプロンプトは複雑でしたが、今回の映像では、本当に渋谷の交差点を再現しているかのような仕上がりになっています。Soraでも十分に高品質な動画が生成できることを確認できました。
料金の全組み合わせ(2026年7月27日時点)
Sora 2 や Sora2 Pro などのモデルについて、実際の設定ごとに消費されるクレジット数を以下にまとめておきます。
| 尺 | Sora 2 | Pro 720p | Pro 1024p | Pro 1080p |
|---|---|---|---|---|
| 4秒 | 30 | 90 | 150 | 150 |
| 8秒 | 60 | 180 | 300 | 300 |
| 12秒 | 90 | 270 | 450 | 450 |
| 16秒 | 120 | 360 | 600 | 600 |
| 20秒 | 150 | 450 | 750 | 750 |
この表からわかることを以下にまとめておくと、Solar 2 はどんな条件でおいても Solar Pro の 3分の1 以下になっているということがわかります。
- Sora 2は1秒あたり7.5クレジットの完全な線形です。解像度の選択肢はありません
- Pro 720pは1秒あたり22.5クレジットです。Sora 2のちょうど3倍になります
- 1024pと1080pが同額です。どちらも1秒あたり37.5クレジットとなります
Sora Proを利用する際は、1024pを選ぶのは得策ではありません。1024pと1080pの料金が同一であるため、解像度の高い1080pを選択する方が合理的です。
ただし2026年7月30日に価格が4倍に
重要な追記です。上の表は2026年7月27日時点の値です。
7月30日に管理人が同じ設定で再測定した結果、4倍に変わっていました。
| 設定 | 7/27 | 7/30 | ウルトラ換算(7/30) |
|---|---|---|---|
| Sora 2・4秒 | 30 | 120 | 約394円 |
| Pro・4秒・720p | 90 | 360 | 約1,183円 |
| Pro・4秒・1080p | 150 | 600 | 約1,971円 |
今回の検証では、Soraだけではなく、設定を揃えて測れた7モデルすべてで正確に4倍の値上げという結果になりました。詳細なデータはPollo AIの生成クレジットが3日で4倍になっていましたにまとめています。
そのためProの1080pは1本600クレジット(約1,971円)という料金体系です。今回の検証では、1080pの実出力の確認を控えました。1本約2,000円という単価は、1枚の作例に対して割高だと判断したためです。
ただし、これはあくまでもこの記事を検証した7月30日時点の情報です。Pollo AIの料金体系は変動する可能性があるため、利用前に各自で最新の必要クレジット数を確認することをおすすめします。
結局どう選べばいいか
今回の実測に基づいて、どの AI モデルを利用するべきかということをまとめておきます。
| やりたいこと | 選ぶもの |
|---|---|
| 720pで十分 | Sora 2。Proにする意味が見当たりません |
| 長い動画を1本で撮りたい | Sora 2(20秒まで対応・1秒7.5クレジット) |
| どうしても1080pが要る | Sora 2 Pro(1080pを選ぶ。1024pは同額なので選ぶ理由なし) |
| 試作を数多く回したい | Soraは向きません。もっと安いモデルで |
Soraの本当の強みは、Proかどうかではなく「最長20秒まで1本で撮れる」ことだと考えています。今回の検証では、他のモデルはSeedanceが15秒、Hailuoが10秒、Lumaが9秒、Runwayは5秒固定という結果になりました。
複数本をつなぐとつなぎ目で絵が変わってしまいます。同じ人物・同じ場所を続けたい場面では、1本で撮れるかどうかが仕上がりを左右します。これはSora 2でも得られる利点で、Proにする必要はありません。
未検証な項目
今回の記事では、Sora 2 と Sora 2 Pro の比較について、最低限必要な部分に絞って検証しました。ただし、確認できた項目はまだ一部に限られており、未検証の点も残っています。
- 1024pと1080pは生成していません。Proの本来の強みはここだと考えられますが、7月30日の値上げで1本600クレジット(約1,971円)になったため見送りました
- 8秒以上の尺は生成していません。すべて4秒です。20秒が実際にどう出るかは確かめていません
- 各条件1本ずつです。ProがSora 2に負けた件が仕様なのか1回のばらつきなのかは、本数が足りず判断できません
- OpenAI公式(sora.com)では検証していません。Pollo AI経由の結果です
- 音声の有無は調べていません。
- ビットレートは画質そのものではありません。しかも記事中で書いたとおり映像の中身で大きく変わります
よくある質問(FAQ)
最後に Solatwo や Solatwo Pro の比較などに関して、よくある質問をまとめておきます。
Sora 2 Proにする価値はありますか?
720pで利用する限りでは、品質面で大きな差は見つかりませんでした。同じプロンプト・同じ4秒・同じ720pで比較したところ、Sora 2が3,488kbps、料金が3倍のProが2,233kbpsという結果になりました。Proの強みは1024p・1080pが選べることだと考えられますので、Proを使うなら解像度も上げるべきだと思います。ただし1080pは未検証です。
Sora 2 Proはいくらですか?
2026年7月30日時点の料金では、4秒・720pが360クレジット(ウルトラプラン換算で約1,183円)、4秒・1080pが600クレジット(約1,971円)でした。一方、7月27日はそれぞれ90クレジットと150クレジットだったため、3日間で4倍に増加しています。下位のSora 2は4秒で120クレジットです。
1024pと1080pはどちらを選ぶべきですか?
料金が同額でしたので、1080pを選ばない理由がありません。どちらも1秒あたり37.5クレジット(7月27日時点)です。1024pを選ぶ意味は見当たりませんでした。
ビットレートが低いと画質が悪いのですか?
単純にそうとは言えません。同じSora 2・同じ4秒でも、情報量の多い映像は8,922kbps、少ない映像は3,488kbpsでした。2.6倍の差です。ビットレートは映像の中身に大きく左右されますので、比べるときは同じプロンプトでそろえる必要があります。この記事のSora 2とProの比較はそろえてあります。
Soraを選ぶ理由は何ですか?
最長20秒まで1本で生成できる点は、料金以上の価値があると感じています。Seedanceが15秒、Hailuoが10秒、Lumaが9秒、Runwayは5秒固定という他モデルと比較しても、長い映像を途切れなく作れる利点は大きいです。複数本をつなぐとつなぎ目で絵が変わってしまうため、この点はProでなくSora 2でも得られる重要な利点です。
まとめ
Sora 2 Proにする価値があるかを判断するため、同じ条件で作り比べて検証しました。プロンプト・尺・解像度をすべて固定した結果、Sora 2が30クレジットで3,488kbps、Proが90クレジットで2,233kbpsという数値になりました。料金が3倍になる一方で、データ量は減少する結果となりました。 Proの強みは1024p・1080pの解像度が選べる点にあると考えられます。そのため、Proを利用する場合は解像度も高く設定することをおすすめします。
ただし2026年7月30日にPollo AIの生成クレジットが4倍になり、Proの1080pは1本600クレジット(約1,971円)になりました。1枚の作例に払う額としては見合わないと判断し、1080pの検証は見送っています。ここは未検証のまま残します。なお1024pと1080pは同額でしたので、1024pを選ぶ理由はありません。今回の記事で重視しているSoraの本当の強みは、Proかどうかではなく最長20秒まで1本で撮れることです。他のモデルは長くても15秒でした。複数本をつなぐとつなぎ目で絵が変わりますので、長い映像が要る場面ではこの差が効いてきます。
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