Seedanceってどこの国のサービスなの?
中国のサービスだとしたら、アップロードした素材は大丈夫なの?
多くの人がSeedanceを利用する上で、気になるところだと思います。そこで管理人が、運営元を確認したうえで、実際に生成した動画のURLに認証なしでアクセスできるかを試し、設定画面と規約も1つずつ見ていきました。
結論を先に言うと、SeedanceはByteDanceが開発した中国発のモデルです。過度に恐れる必要はありませんが、初期設定のまま使うとリスクのある項目があります。
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注意点としては、今回の記事はSeedanceをPollo AIを用いて生成した場合の検証結果について記述しています。そのため、他のAI動画サービスを利用してSeedanceを利用した場合は異なる結果になる場合がありますので、その点は注意してください。
結論:4つ知っておけば判断可能
先に結論をまとめます。Seedanceは、確かに中国企業であるByteDanceが開発したサービスです。一方で、Pollo AI経由でサービスを利用する分にはちゃんと設定さえしておけば、データの意図しない外部公開などをちゃんと防止することは可能です。
| 気になる点 | 実際のところ |
|---|---|
| どこの国のサービス? | 中国のByteDance(TikTokの親会社)が開発 |
| 生成物のURLは他人が開ける? | 開けます。認証なしで全部ダウンロードできました |
| 作った動画は公開される? | 公開のトグルが初期状態でオンでした |
| それを止められる? | 止められます。設定でオフにできます |
並べると不安になりますが、止める手段が用意されている点は正直に評価すべきだと思います。順に見ていきます。
開発しているのは中国のByteDance
まず運営元です。
Seedanceは中国のByteDance(バイトダンス)が開発したモデルです。同社の豆包(Doubao)という大規模モデルチームによるもので、法人向けには火山引擎(Volcano Engine)というクラウドサービス経由で提供されています。一般の開発者向けAPIが開放されたのは2026年4月と報じられています。
ByteDanceはTikTokの親会社でもあります。本社は中国の北京です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開発企業 | ByteDance(字節跳動) |
| 国 | 中国 |
| 開発チーム | 豆包(Doubao)大規模モデルチーム |
| 法人向けの提供 | 火山引擎(Volcano Engine) |
| 同社の他サービス | TikTok、CapCut など |
ここで整理しておきたいことがあります。「Seedanceが中国製である」ことと「あなたのデータが中国に行く」ことは、同じではありません。どこへデータが渡るかは、あなたがどのサービス経由で使うかで変わります。
より詳細には、次のセクション以降でよりわかりやすく解説しています。
日本から使う入り口は2つある
日本からSeedanceを使う場合、現実的な入り口は2つです。
| 入り口 | 運営 | データが渡る相手 |
|---|---|---|
| Dreamina(dreamina.capcut.com) | ByteDance自身 | ByteDance |
| Pollo AIなどの集約サービス | 各サービス事業者 | まずその事業者。そこから先は事業者の規約次第 |
Dreaminaについては管理人が実際に開いて確認しました。
- 日本から普通に接続できました。VPNは使っていません
- 画面が日本語で表示されました
- Seedance 2.0が正面に出ています
CapCutと同じ系列のサービスです。開発元に直接データを預ける形になりますので、気にする方は避ける選択もあります。逆に「元のサービスで使いたい」なら、こちらが本家です。
一方、集約サービス経由の場合はそのサービスを提供している会社自体が事業者になります。管理人はPollo AI経由で検証していますので、以下はPolloについて調べた内容です。

生成した動画のURLに認証なしでアクセスできるか検証
いちばん実害が想像しやすいところから確かめました。自分が作った動画のURLを、ログインしていない第三者が開けるのかという点です。
管理人がSeedance 2.0で生成した動画のURLに対して、ログインもCookieも使わずにアクセスしてみました。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| HTTPステータス | 200(成功) |
| 取得できたサイズ | 2,529,578バイト(動画まるごと) |
| 部分取得(Rangeリクエスト) | 206(可能) |
結果としては、URLさえ分かれば、誰でも視聴もダウンロードもできます。ただし「誰でも探し当てられる」という意味ではありません。URLの構造を調べたところ、こうなっていました。
- ホストは配信用のCDN(videocdn.pollo.ai)
- アカウントごとのIDフォルダの下に置かれる
- ファイル名は生成時刻のミリ秒+36桁のUUID
UUIDは事実上推測できませんので、総当たりで他人の動画を探すことはできません。
つまり「URLを知っている人だけが見られる」方式です。SNSやチャットにURLを貼れば、その先は誰でも開けるとお考えください。多くのサービスが同じ作りですが、URLの扱いは意識しておいたほうがよさそうです。
公開のトグルが初期状態でオン
次に、作った動画が人に見られる可能性についてです。ここがいちばん注意が必要でした。
生成画面の歯車アイコンを押すと詳細設定が開きます。管理人がページを読み込み直した直後の状態がこちらです。
| 項目 | 初期状態 | 画面の説明文(表記そのまま) |
|---|---|---|
| 公開/非公開 | オン | このオプションを有効にすると、出力ビデオがPollo AIによって選択され、Explore フィードに公開される可能性があります |
| コピー防止 | オフ | これを有効にすると、アップロードした画像とプロンプトをコミュニティから非表示にできます |
| オーディオを生成する | オン | 出力ビデオに適した自然なサウンドのオーディオを生成します |
読み替えると、何も触らずに生成すると「公開されうる状態」で、かつ「プロンプトと入力画像がコミュニティから見える状態」ということになります。
対処ははっきりしています。生成する前に、公開/非公開をオフ、コピー防止をオンにしてください。

Pollo AIのプライバシーポリシーを確認
Pollo AIの日本語のプライバシーポリシー(発効日2026年4月30日)を実際に開いて確認しました。書かれていたことを挙げます。
| 項目 | ポリシーの記載 |
|---|---|
| 生体認証データ | アクセスも保存もしないと明記 |
| アップロード画像 | 処理のため一時保存し、動画生成後すぐに自動削除 |
| 第三者への共有 | 信頼できるレンダリングプロバイダーと共有される場合がある(契約上データを保持・不正使用しない義務を負うとされています) |
| 保持期間 | ポリシーの目的に必要な期間のみ。法的義務・紛争解決の範囲で保持 |
| 保存先の国 | 明記されていませんでした |
アップロード画像が生成後すぐ削除されると書かれているのは、安心につながる部分です。
一方でデータがどの国のサーバーに置かれるかは、日本語のポリシーには見つかりませんでした。これは比較すると差が出るところです。管理人が別途調べたKling公式のプライバシーポリシーには「servers located in Singapore」と保存先が明記されていました。この点はKling公式のほうが情報を開示しています。
「どこにあるか分からない」ことと「危険」は違いますが、気にする方にとっては判断材料が足りないかもしれません。
結局、どう使えば安心か?
調べた内容から、管理人の対処をまとめておきます。基本的には、個人利用や営業秘密などが含まれない業務上の利用であれば、特にSeedanceのモデルは全く問題なく利用できます。
| 気になること | 取れる対策 |
|---|---|
| 作品を公開されたくない | 生成前に「公開/非公開」をオフにする |
| プロンプトを見られたくない | 「コピー防止」をオンにする |
| URLが拡散するのが怖い | URLを人に渡さない。手元にダウンロードして自前で配る |
| 社外に出せない素材がある | アップロードしない。文章からの生成に限る |
| 開発元に直接預けたくない | Dreaminaを避け、集約サービス経由にする |
| 大事な生成物を失いたくない | その場でダウンロードして手元に保存する |
一方で、いちばん実害が出やすいのは「クライアントから預かった素材をアップロードする」場面だと思います。ポリシーには生成後すぐ削除と書かれていますが、契約で外部に出せない素材は、そもそもアップロードしないのが確実です。
逆に、文章から作る使い方で、公開トグルをオフにしておけば、過度に心配する必要はないと管理人は考えています。
未検証事項
今回の検証の中で十分に確認できてない内容について、正直に書いておきます。
- 火山引擎(Volcano Engine)のAPI規約は未確認:法人向けのクラウドサービスで、管理人は契約していないためです
- Dreaminaの規約とプライバシーポリシーは未確認:カウントを作っていないため、ログイン後の画面を見られていません
- Pollo AIのExploreフィードそのものは未確認:トグルの説明文に出てくる名前ですが、日本語版サイトのメニューからは該当ページが見つからず、`/ja/explore` はトップページに転送されました
- 自分の生成物が実際に公開されたかどうかは未確認:トグルの初期状態を確認したところまでです
- URLへのアクセス検証は、Pollo AI経由で生成した動画に対して実施:Dreaminaから生成した場合の出力URLがどうなるかは確認していません
もし、他にSeedanceの開発元やサービス提供国などについて質問などがありましたら、コメント欄にて教えてください。
よくある質問(FAQ)
最後に、Seedanceの開発元や、どこの国のものか?という疑問についてよくある質問を以下にまとめておきます。
Seedanceはどこの国のサービスですか?
中国のByteDance(バイトダンス、字節跳動)が開発したモデルです。同社の豆包(Doubao)大規模モデルチームによるもので、法人向けには火山引擎(Volcano Engine)というクラウドサービス経由で提供されています。ByteDanceはTikTokの親会社でもあり、本社は北京です。
データは中国に送られますか?
どのサービス経由で使うかによって変わります。ByteDance自身が運営するDreaminaを使えば相手はByteDanceです。Pollo AIのような集約サービス経由なら、まずその事業者にデータが渡ります。管理人がPollo AIの日本語プライバシーポリシーを確認したところ、保存先の国は明記されていませんでした。
生成した動画は他人に見られますか?
URLを知っている人は誰でも開けます。管理人が実際に、ログインもCookieも使わずに自分の生成物のURLへアクセスしたところ、HTTPステータス200で動画がまるごとダウンロードできました。ただしファイル名が36桁のUUIDなので、総当たりで探し当てることはできません。URLを人に渡さないかぎりは見られません。
作った動画が勝手に公開されることはありますか?
生成画面の詳細設定に「公開/非公開」というトグルがあり、管理人が確認した時点では初期状態でオンになっていました。画面の説明文には「出力ビデオがPollo AIによって選択され、Explore フィードに公開される可能性があります」と書かれています。人に見せたくないものを作る場合は、生成する前にオフにしてください。
仕事で使っても大丈夫ですか?
文章から生成する使い方で、公開のトグルをオフにしておけば、過度に心配する必要はないと管理人は考えています。ただし契約で社外に出せない素材のアップロードは避けたほうが確実です。プライバシーポリシーには生成後すぐ削除と書かれていますが、レンダリングプロバイダーと共有される場合があるとも書かれています。
まとめ
Seedanceを開発しているのは中国のByteDanceで、法人向けには火山引擎というクラウドサービス経由で提供されています。ただし「中国製である」ことと「あなたのデータが中国に行く」ことは同じではなく、どこへデータが渡るかは使う入り口で変わります。
管理人が実際に確かめたことを3つ挙げます。1つめは、生成した動画のURLに認証なしでアクセスするとHTTPステータス200で動画がまるごと取得できたことです。ただしファイル名が36桁のUUIDなので総当たりでは探せません。2つめは、生成画面の詳細設定にある「公開/非公開」が初期状態でオンになっていたことです。人に見せたくないものを作るなら、生成する前にオフにする必要があります。
3つめは、Pollo AIの日本語プライバシーポリシーに保存先の国が明記されていなかったことです。Kling公式がシンガポールと明記していたのと比べると、判断材料が足りません。文章から作る使い方で公開トグルをオフにしておけば、過度に心配する必要はないと管理人は考えています。
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