Flux.1って結局どういうモデルなの?
名前はよく見るのに、日本語の実測情報が見当たらなかったので、Pollo AIの中で実際に課金して、必要クレジット数や利用可能な機能や性能について実際に検証してみました。
分かったこととしては、4枚8クレジットで、管理人が検証した6モデルの中でいちばん安いことがわかりました。また、LoRAが選べる唯一のモデルで、公式で商用に使うには有償ライセンスが要るということがわかりました。
他のモデルとの横並びはAI画像生成5モデルを同じ日本語プロンプトで比較にまとめています。
結論:検証した中でいちばん安いモデル
同じ日に同じ日本語プロンプトで測った6モデルを、値段順に並べます。すべて4枚出力・16:9の設定です。
| モデル | 4枚あたり | 1枚あたり | 概算 | 解像度 |
|---|---|---|---|---|
| Flux Dev | 8クレジット | 2クレジット | 約26円 | 1816×1024 |
| Midjourney V8.1 | 12 | 3 | 約40円 | 1456×816 |
| GPT Image 2 | 16(無制限で0) | 4 | 約53円 | 2560×1440 |
| Stable Diffusion 3 | 40 | 10 | 約132円 | 1344×768 |
| Recraft v3 | 48 | 12 | 約158円 | 1820×1024 |
| Ideogram v2 Turbo | 60 | 15 | 約198円 | 1312×736 |
Flux Devが8クレジットで最安です。最高額のIdeogram v2 Turboの7.5分の1で、解像度はIdeogramより高い1816×1024でした。
なお後述しますが、同じFluxブランドの「Flux Schnell」はさらに安く、4枚4クレジット(1枚1クレジット)でした。こちらは生成していませんが、価格だけは確認しています。
もうひとつ、他のモデルには無いものがありました。設定に「LoRA」の項目があります。特定の絵柄を学習させた追加ファイルを当てる仕組みで、Midjourney・Stable Diffusion 3・Ideogram・Recraftのどれにも見当たりませんでした。
以下のように「LoRA」という項目から適用するLoRAを選択できます。

作例:同じ日本語プロンプトで生成
他の5モデルとまったく同じ文章を入れました。
プロンプト(全文)
夜の路地裏にある小さなラーメン屋台。湯気とネオンの反射。年配の店主が鍋を振っている。シネマティックな照明。
実際の出力:1816×1024/1.28MB
消費8クレジット(約26円)/クレジット反映まで16秒
出てきたのはイラスト調の絵でした。夜であること、明かりのついた小屋のような店、中にいる店主、手前に立つ客までは描かれています。
ただし他の5モデルは全部写実的な写真調で出してきたのに対し、Fluxだけ絵柄が違います。「路地裏」も「ネオン」も出ていません。草地に建つ小屋になっていて、指示との一致度でいえば真ん中くらいです。
プロンプトは日本語のままで、言語自体は通っています。Stable Diffusion 3のように主題ごと落ちてしまう、ということはありませんでした。

何回か画像を生成してみましたが、いずれも若干アニメっぽい画像が生成されました。

他の5モデルと並べるとこうなります
参考までに、同じプロンプトで生成した他のモデルです。
上から順に、Midjourney V8.1・GPT Image 2・Ideogram v2 Turbo・Recraft v3・Stable Diffusion 3です。いちばん下のStable Diffusion 3だけが屋台も夜も出ていません。
この5つはいずれも写真調で、Fluxのイラスト調とははっきり違う方向を向いています。
Fluxは「安くてイラスト寄り」という位置づけで見ると分かりやすいです。写実的な絵がほしい場面では、同じくらいの値段のMidjourney V8.1(12クレジット)のほうが噛み合います。

Pollo AIには9つのFluxが載っていました
開発元のBlack Forest Labs公式サイトを見ると、現在のラインナップはこうなっています(2026年7月31日時点)。
- FLUX 3(画像・動画・音声・行動予測)
- FLUX.2 Max(最上位)
- FLUX.2
- FLUX.2 Klein
- Flux Tools
- FLUX.1 Kontext
- FLUX 1.1 Pro Ultra / FLUX 1.1 Pro
一方、Pollo AI側です。ブランドを展開すると9つのモデルが並んでいました。それぞれ選んで生成ボタンの表示を読み取りました(読み取りだけなので0クレジットです)。
| モデル | 4枚あたり | 1枚あたり | 備考 |
|---|---|---|---|
| Flux Schnell | 4 | 1 | 今回測った画像モデル全体で最安 |
| Flux Dev | 8 | 2 | この記事で生成したモデル |
| Flux Dev Lora | 8 | 2 | LoRAの項目つき |
| Flux 2 Max | 24 | 6 | 公式の最新世代(FLUX.2)です |
| Flux 1.1 Pro | 48 | 12 | |
| Flux Kontext Pro | 48 | 12 | |
| Flux 1.1 Pro Ultra | 64 | 16 | |
| Flux Kontext Max | 96 | 24 | Flux系で最高額 |
| Flux Kontext | (未確認) | — | 選択が切り替わらず読み取れませんでした |
値段の幅が24倍あります。最安のFlux Schnellが4クレジット、最高額のFlux Kontext Maxが96クレジットです。
そして公式の最新世代であるFLUX.2も「Flux 2 Max」として載っていました(24クレジット)。最新を試すのに公式APIを契約する必要はありません。
公式で商用に使うには有償ライセンスが要ります
ここがStable Diffusionと大きく違うところです。
Black Forest Labs公式の「Licensing」ページには、モデルの重みをライセンスして自分の環境で動かすためのプランが3段階で載っています。いずれも「Contact Sales」(要問合せ)で、価格は公開されていません。
| プラン | 対象 | 含まれるもの |
|---|---|---|
| Builder | 開発者・初期段階のチーム | FLUX.2 [klein]/月10,000枚/1ドメイン/10ユーザー/ファインチューニングとLoRAの権利。ただしクライアント業務や下流アプリには使えません |
| Platform | 量産する製品チーム | FLUX.2 [klein] Base 9B+FLUX.2 [dev]/月100,000枚/1ドメイン/10ユーザー |
| Professional | 代理店・受託 | FLUX.2 [dev]/月100,000枚/最初の3クライアントまで含む。それ以上はクライアントごとに追加費用 |
さらに公式サイトには「NON-COMMERCIAL LICENSE TERMS(非商用ライセンス条項)」という別ページが用意されています。公開されている重みは非商用が前提で、商用に使うなら上の有償ライセンスを契約する、という組み立てです。
Stable Diffusionと並べると違いがはっきりします。
| Flux | Stable Diffusion | |
|---|---|---|
| 自分で動かして商用に使う | 有償ライセンスが必要 | 年収100万ドル未満なら無料 |
| 価格 | 非公開(要問合せ) | 無料(Community License) |
| LoRAの権利 | ライセンスに含まれます | 制限は特にありません |
「オープンウェイト=自由に商用利用できる」ではありません。ここは混同しやすいところです。
Pollo経由で使う場合の考え方
では、Pollo AI経由でFlux Devを使って作った画像はどうなるのか。
その場合に効いてくるのは、Pollo AI側の利用規約です。利用者はPolloというサービスのエンドユーザーであり、モデルの重みを自分で扱っているわけではないためです。
確認しておきたいのは次の2点です。
- 生成した画像を商用利用してよいか(プランによって条件が違う場合があります)
- 作った画像がサービス側で公開されないか
「Black Forest Labsのライセンスが非商用だから、Pollo経由でも商用に使えない」とは限りませんし、その逆も言えません。経由したサービスの規約が別にかかる、というのが正確な理解です。
この記事はBlack Forest Labs公式の記載を確認したところまでで、Pollo側の規約は扱っていません。実際にお仕事で使う場合は、そちらを必ずご確認ください。
検証しきれなかったこと
今回の検証で、検証しきれなかったことを以下にまとめておきます。
- LoRAは実際には試していません。設定に項目があることを確認したところまでで、どんなLoRAが選べるのか、追加のクレジットがかかるのかは測っていません
- 最新のFLUX 3・FLUX.2は試していません。Pollo AIに載っていないためです
- これは法律の専門家による助言ではありません。ライセンスの条件は公式ページの記載を読み取ってまとめたものです
- Pollo AI側の規約は確認していません。別途ご自身でご確認ください
- 価格は変わります。2026年7月30日にPollo AIの生成クレジットが全体的に4倍になった実績があります。実際の額は必ず生成ボタンの表示で確認してください
よくある質問(FAQ)
最後に、Flux.1 に関連してよくある質問を以下にまとめておきます。
Flux.1とはどんなモデルですか?
ドイツのBlack Forest Labsが開発している画像生成AIです。公式の現行ラインナップはFLUX 3・FLUX.2 Max・FLUX.2・FLUX.2 Kleinなどですが、Pollo AI経由で使えるのはFLUX.1世代の「Flux Dev」1つだけでした(2026年7月31日時点)。
Fluxは1枚いくらですか?
Pollo AI経由のFlux Devで、4枚8クレジット(1枚2クレジット・約6.6円)でした。管理人が同じ日に測った6モデルの中でいちばん安く、最高額のIdeogram v2 Turboの7.5分の1です。
プロンプトは日本語で書けますか?
書けます。日本語のまま入れて、夜であること・店・店主・客が描かれました。Stable Diffusion 3のように主題ごと落ちてしまうことはありませんでした。ただし「路地裏」「ネオン」は反映されず、一致度は真ん中くらいです。
Fluxで作った画像は商用利用できますか?
自分でモデルを動かす場合は、公式の有償ライセンス(Builder/Platform/Professional・いずれも要問合せ)が必要です。公開されている重みには「非商用ライセンス条項」が別に用意されています。Stable Diffusionが年収100万ドル未満なら無料なのとは逆です。なおPollo AIのようなサービス経由で使う場合は、そちらの規約が別途かかります。
LoRAは使えますか?
Pollo AIのFlux Devには設定に「LoRA」の項目がありました。管理人が検証した中では、この項目があるのはFluxだけです(Midjourney・Stable Diffusion 3・Ideogram・Recraftには見当たりませんでした)。ただし実際に適用して試してはいませんので、内容や追加費用は分かりません。
まとめ
Flux.1(Flux Dev)を実際に使ってみた結果、4枚8クレジット(1枚約6.6円)で、管理人が検証した6モデルの中でいちばん安いモデルでした。最高額のIdeogram v2 Turboの7.5分の1で、解像度はそれより高い1816×1024です。他のモデルに無いものもありました。設定に「LoRA」の項目があるのはFluxだけです。Stable Diffusionの持ち味であるはずのLoRAが、ブラウザ経由ではSD3で使えずFluxでだけ選べる、という逆転になっています。ただし世代の話は押さえておいてください。
今回生成したFlux DevはFLUX.1世代で、公式はすでにFLUX 3まで進んでいます。Pollo AIには最新世代のFLUX.2も「Flux 2 Max」(24クレジット)として載っていましたので、新しいほうを試すこともできます。そして商用利用の考え方がStable Diffusionと真逆でした。
Fluxは自分で動かして商用に使うなら有償ライセンス(価格は非公開)が必要で、公開されている重みは非商用が前提です。「オープンウェイトだから自由に使える」と思い込むと危ないところです。Pollo経由で気軽に安く試すぶんには、6モデル中最安という数字は魅力的だと思います。
30以上のモデルを1つのアカウントで
Kling・Veo・Soraを個別に契約しなくても、Pollo AIならまとめて試せます。管理人もプロプラン(月額$29)で検証しています。
※広告リンクです。ここから登録いただくと管理人のお財布が少しあたたまり、次の検証の課金代になります。もちろんみなさんの料金は変わりません。


コメント