『この記事の数字、本当に自分で測ったのかな?』
レビュー記事を読んでいて、そう思ったことはないでしょうか。管理人は何度もあります。
「実際に生成して測りました」と書いてあるサイトは増えました。ただ、どうやって測ったのかまで書いてあるサイトは、ほとんど見当たりません。
そこでこのページでは、管理人がAI動画ツールをどう検証しているのかについて、詳細にご説明します。
なぜ検証方法を公開する理由
AI動画ツールのレビュー記事には、公式サイトの機能一覧を並べ替えただけのものが大量にあります。読者からすると、書き手が本当に触ったのかどうかは見分けがつきません。
管理人も「実際に生成しました」と書いていますが、それだけでは他と区別がつきません。そこで、測り方を先に開示しておくことにしました。手順が書いてあれば、読者は同じことを自分で再現できます。管理人の数字が信用できるかどうかも、自分で判断できます。
比較するときは4つの条件を固定
結論を先に言うと、管理人が比較記事を書くときは次の4点を必ずそろえています。ひとつでも違えば比較として成立しないので、条件が揃わなかった検証は記事にしません。
検証時の条件
- 同じプロンプの利用:記事にはプロンプト全文を載せますので、読者が同じ文章で再現できます
- 同じ尺で生成:くの記事では5秒にそろえています
- 同じ解像度・アスペクト比の指定:同じ解像度の同じアスペクトになるように指定します。
- できるだけ近い時間帯に実施:サーバーの混雑具合で生成時間が変わるため、できる限り同じ時間帯に実施します。
モデルによって選べる尺や解像度が違うため、どうしてもそろわないこともあります。その場合は「この項目だけ条件が違います」と記事の中に書きます。
クレジット消費は残高の差分で測ります
公式サイトに書かれている消費量の目安と、実際に減るクレジットが一致しないことは珍しくありません。そこで管理人は、次の手順で測っています。
- 生成する前に、管理画面のクレジット残高を確認して記録します
- 生成を1回だけ実行します
- 完了したらもう一度残高を確認して、差分をその機能の消費量として記録します
複数回まとめて生成すると、どの操作でいくら減ったのかが分からなくなります。手間はかかりますが、消費量を測るときは必ず1回ずつ実行しています。
生成I 動画サービスだと、クレジット消費がサイト上に掲載されている内容と違うことがよくあります。
生成時間はボタンを押してから完成するまでを計測
生成時間は、生成ボタンを押した瞬間から、動画が再生できる状態になるまでを測っています。プロンプトを書いている時間や設定を選んでいる時間は含めていません。
ただしこの数値はサーバーの混雑具合に強く影響されます。同じモデルでも、時間帯によって倍近く変わることがありました。記事では「約◯分」と書いていますが、これは「そのとき測ったらこうだった」という意味です。
なお、あくまでも検証のタイミングでの生成時間のため、いつでもその時間で終わることを保証するものではありません。
これまでに測った実測値まとめ
参考として、これまでの検証で管理人が記録した数値を並べておきます。
Pollo AIで測った値
| 機能・モデル | 消費クレジット | 生成時間 |
|---|---|---|
| テキストから画像(t2i) | 4 | 約40秒 |
| Pollo 2.0(テキストから動画) | 10 | 約2分 |
| Pollo 2.5(5秒・720p・16:9) | 12 | 78秒 |
| Veo 3.1 Fast | 45 | 約3分 |
| Kling 3.0(画像から動画) | 50 | 約1分 |
| 動画から動画(スタイル変換) | 75 | 約9分 |
| 効果(レッドカーペット) | 160 | 約5分 |
DomoAIで測った値
| 種別 | 機能・モデル | 消費クレジット | 生成時間 |
|---|---|---|---|
| 画像系 (安い) | テキストから画像(Anime S1・4枚同時) | 4 | 約40秒 |
| AI写真修復 | 約5 | — | |
| 画像編集(GPT Image 2・2K) | 10 | 約90秒 | |
| フェイススワップ | 約10 | — | |
| 動画系 (高い) | DomoAI 2.4 Fast(画像から動画) | 7 | 約67秒 |
| DomoAI 2.5 | 10 | 約201秒 | |
| リップシンク(口パク生成) | 15 | 約120秒 | |
| Seedance 2.0 Fast | 100 | 約127秒 | |
| 動画から動画(スタイル変換) | — | 約360秒 |
検証に使っている環境
- 管理人は実際に有料プランへ課金したアカウントで検証しています。無料枠だけを試して有料プランの話を書くことはしません
- 操作は実際のブラウザから実アカウントで行っています。繰り返しの手順には一部自動化を使っていますが、生成の実行と数値の記録は毎回本当に行っています
- 管理画面は日本語表示に切り替えてからスクリーンショットを撮っています。読者が同じ画面を見られるようにするためです
スクリーンショットのルール
- 手順の説明には加工していない実際の画面を使います。図解に描き起こしたものは使いません
- メールアドレス・氏名・カード情報が写る箇所は伏せます
- 決済画面と本人確認画面は撮影しません。手順は文章で説明します
作例に実在の人物は不使用
記事の作例に登場する人物は、すべてAIで生成した架空の人物です。実在の人物の写真や、著名人を模した生成物を作例に使うことはありません。
顔の入れ替えやリップシンクなど、人物を扱う機能を検証するときも、管理人はまずAIで人物画像を作り、それを素材にしています。
測定の制約事項
私もできるだけ高精度かつ品質の高い、信頼性のある数値を測定していますが、とはいえすべてが完璧というわけではないので、事前に制約事項をこちらに示しておきます。
- 1回だけ測った値:予算の都合で、同じ条件を何度も回して平均を取ることはできていません
- 生成結果は固定ではない:同じプロンプトで4枚同時に生成したところ、「赤い着物の狐」という指示に対して、着物の少女・狐耳の少女・狐と少女の2人・少女と狐と、核になる解釈すらばらけました。AI画像もAI動画も、本質的に毎回違う結果が出ます
- 生成時間は混雑に左右される:実際、検証中にキューが混雑して2回目の生成が終わらず、その日の検証を打ち切ったことがあります
- 料金とモデルは頻繁に変化:記事には測定した日付を入れていますので、日付を見て判断してください
これらを隠して「実測値です」とだけ書いたほうが、記事としては強く見えます。それでも書いているのは、限界を知らないまま数字だけ信じられるほうが、読者にとって困ることになるからです。
できる限り正確な情報を皆さんにお届けしようと心がけているので、もし記事の中の情報が間違っていると分かった場合は、コメントなどで教えていただけますと幸いです。
うまくいかなかった検証も記事に
検証は毎回きれいに終わるわけではなく、ときにはなぜかうまくいかないケースもあります。そう入った際には、うまくいったところで今日切り出すことはせず、失敗した内容も記事に残しています。
- 操作を誤って意図しない生成が走り、クレジットを無駄に使ってしまったことがあります
- 公式の説明どおりに動かず、期待した結果が出なかった機能もありました
- 透過PNGを作れると思って背景除去を試したところ、実際は背景を描き直す方式で透過画像にはならないと分かったこともあります
検証にかかっている費用
検証費用は、すべて管理人が自分で払っています。企業から提供されたアカウントや、レビュー目的で無償提供されたプランは使っていません。
目安を書いておきます。Pollo AIの有料プランは購入するクレジット量をスライダーで選ぶ方式で、2026年7月25日時点では800クレジットで29ドル、2,000クレジットで59ドルでした。上の表のとおり、重い機能は1回で160クレジット使います。検証記事1本のために、それなりの金額を出している計算になります。
数字が古くなったときの扱い
AI動画ツールの料金とモデルは、数か月単位で変わります。実際、検証している最中にPollo AIの料金プランが変更されたこともありました。
そのため管理人は、料金に関する記事を定期的に見直しています。変更があれば更新日を書いたうえで直します。
間違いを見つけたら教えてください
気をつけてはいますが、測定ミスや読み違いはあり得ます。記載内容に誤りを見つけた場合は、お問い合わせからご連絡ください。確認したうえで訂正し、訂正した旨を記事に残します。
まとめ
管理人の検証方法をまとめると、次のとおりです。
- 比較は同じプロンプト・同じ尺・同じ解像度を固定
- クレジット消費は生成前後の残高の差分で測定
- 生成時間はボタンを押してから完成するまでを測定
- 作例の人物はすべてAI生成の架空の人物
- 測定の限界も失敗も隠さずに記載
- 検証費用はすべて自己負担