DomoAIには生成した動画を4Kまで高画質化(アップスケール)する機能があります。でも『本当に綺麗になるの?』『クレジットを払う価値ある?』が気になるところです。
そこで、720pのアニメ動画を実際に4Kへ高画質化し、同じフレーム・同じ場所を同じ大きさで並べて、どれだけ変わるかを実測しました。
高画質化(アップスケール)とは
アップスケールは、解像度の低い動画を、AIで補間しながら高解像度(2K・4Kなど)に引き上げる機能です。
単に引き伸ばすのではなく、AIが輪郭やディテールを推定して描き足すため、ただの拡大よりくっきり仕上がります。
DomoAIでは生成済みの動画から『高画質化』ボタンで実行でき、1080P/2K/4Kから選べます。今回は最も差が出やすい720p→4Kで効果を検証しました。
また、手持ちの動画をアップスケーリングする際は、左サイドバーの「AIビデオ」をクリックし、次に「動画アップスケール」を選択します。

その上で、動画アップスケーリングをしたい動画をアップロード(ドラッグ&ドロップ)して、時間を選択し、最後に「生成ボタン」を教えてください。

検証方法:720pのアニメ動画を4Kへ
今回の検証では、720p(1280×720)のアニメ動画を『高画質化』で4K(3840×2160)に変換(18クレジット)してみました。
まったく同じフレーム・同じ領域(馬の頭部)を、同じ大きさに拡大して並べました。解像度は縦横それぞれ3倍、画素数にすると約9倍。この差が実際の見た目にどう出るかを見ます。
結果:輪郭・毛流れ・目がはっきりシャープに
結果が下の比較です(左=元の720P/右=4Kに高画質化)。
同じ場面・同じ領域を同じ大きさで見ると、4K (右)のほうが輪郭がくっきりし、たてがみの毛流れ・目・鼻先の描写が明瞭です。
元の720Pは拡大するとどうしても線が甘く、ジャギー(ギザギザ)やぼやけが出ますが、4Kではエッジが締まって『拡大に強い』画になりました。効果は一目で分かるレベルです。

4Kに高画質化した動画
こちらが実際に4Kへ高画質化した出力動画です。大画面やフルスクリーンで見たときの精細感が上がり、素材としての使い勝手が向上します。SNSの縮小表示では差が分かりにくいこともありますが、大きく使う・引き伸ばす前提なら高画質化しておく価値があります。
スペック・コスト(実測)
今回の高画質化の実測値です。
| 項目 | 実測 |
|---|---|
| 選べる解像度 | 1080P / 2K / 4K |
| 今回の変換 | 720P(1280×720)→ 4K(3840×2160) |
| 画素数の増加 | 約9倍(縦横それぞれ3倍) |
| 消費クレジット | 18クレジット(4K・3秒) |
| 生成時間の目安 | 約4分 |
| フレームレート | 30fpsに制限(Upscaler V2) |
1080Pや2Kを選べば、より軽く・安く仕上げられます。まず用途に必要な解像度を選ぶのがコツ(SNS中心なら1080P/2Kで十分なことも多い)。
アップスケーリングが効く場面・効きにくい場面(コツ)
普段からアップスケーリング機能を利用している中で分かったアップスケーリング機能の向き不向きを以下に示しおきます。
・効果的なケース:もともと構図や絵が整っている動画を、大きく使う/引き伸ばす前提で精細にしたいとき。線画・アニメ調は特にシャープ化の効果が出やすい。
・過度な期待は禁物:AIが輪郭を描き足す仕組みなので、元がひどく崩れている・ブレている動画が“別物のように直る”わけではありません。
・細部が微妙に変わることがある:AIが線を描き直すため、拡大すると元とは少し違う描写になることも(今回も線がわずかに整い直されていました)。同一性を厳密に保ちたい用途の場合は詳細に人手で確認することをおすすめします。
・まず解像度を選ぶ:SNS用なら1080P/2Kで十分なことが多く、クレジットと時間を節約できます。
よくある質問(FAQ)
DomoAIを用いた動画のアップスケーリングについてよくある質問をいかにまとめておきます。
DomoAIで動画を高画質化(4K)できますか?
できます。生成した動画の『高画質化』ボタンから1080P/2K/4Kを選んでアップスケールできます。今回720pのアニメ動画を4K(3840×2160)に変換したところ、輪郭やたてがみ・目の描写が明確にシャープになりました。
高画質化のクレジットと時間は?
実測では4K・3秒で18クレジット、生成時間は約4分でした。1080Pや2Kを選べばより軽く安く仕上がります。出力は30fpsに制限されます。
どのくらい綺麗になりますか?
同じフレーム・同じ領域を同倍率で比べると、元の720Pは拡大で線が甘くぼやけますが、4Kでは輪郭がくっきりし細部が明瞭でした。大きく使う・引き伸ばす用途ほど効果を実感できます。
崩れた動画も高画質化で直りますか?
劇的には直りません。アップスケールはAIが輪郭を描き足して精細にする機能で、もともとの崩れやブレを別物のように修復するものではありません。元がある程度整った動画を、さらに精細にする用途が向いています。
まとめ
DomoAIの高画質化(アップスケール)を実測した結論は、720p→4Kで輪郭・細部が明確にシャープになり、大きく使う用途では確かに効果ありました。
一方で、AIが輪郭を描き足す仕組みゆえ崩れた元が別物に直るわけではなく、細部が微妙に変わることもある点は理解して使うのがコツです。用途に合わせて1080P/2K/4Kを選び、クレジットと時間を無駄にしないのが賢い使い方です。


コメント